【体験談】ADHD(発達障害)の人には事務職は向いていないのか?

こんにちは!なかむらです。

就労移行支援に通っているときは、長く働ける仕事を選びたくて「事務職がいいですかねー」なんて言っていました。

そして、その念願が無事に叶い、障がい者としてのファーストキャリアは大手メーカーでの事務職になりました。事務職と言っても障害への配慮で電話対応はありません。なので、データ入力や資料作成がメインです。

そんな事務職として働きだして早5ヶ月。これは障害の特性なのか?それともそもそも向いていなかったのか?僕は事務職に飽きちゃいました…。

ということで、今回はADHDな僕が事務職として働いた経験をもとに、ADHDの人は事務職に向くのか?について書いてみようと思います。

僕のADHDとしての症状について

まず、僕のADHDの症状について簡単に触れておきます。

  • 忘れ物が多い
  • 集中力がない(過集中もあまりない)
  • じっとしてられない
  • 周りの動きや音に反応してしまう
  • 飽き性
という感じです。主治医の先生からは不注意の傾向が強いと言われています。

また、僕はADHD以外に、吃音症と糖尿病があります。そして、配慮についてはADHDの症状に対してはあまりなくて、吃音症や糖尿病に対して主に配慮してもらっているという感じです。

一般的な事務職の仕事内容について

僕の事務職としての仕事については、冒頭でも書いた通り主に「データ入力」や「資料作成」です。その他にもいろいろありますが、雑用すぎて書ききれません。

で、障がい者雇用の事務職でよくある仕事内容は?というと、こんな感じです。

  • 電話対応
  • データ入力
  • 資料作成
  • 伝票処理・整理
  • ファイリング
  • スキャンやコピー
  • 来客対応
  • 郵便物の発送・仕分け
  • 他の人のサポート
  • その他

一般的な事務職とあまり変わりません。違うとすれば、一般的な事務職に比べ、障がい者雇用の事務職の方が仕事内容が限定的だということです。これは障がい者に対して配慮した結果、限定的な仕事になっていると考えられます。

なので、障害の症状やその人のスキルによってはさまざまな仕事が任せられる可能性はあります。ただ、そういった人は障がい者雇用の中でもごく稀だと思います。

障がい者として約3ヶ月事務職を経験してみた感想

では、本題に入ります。

事務職として働くまでは、事務職なら淡々と仕事ができるし、生活リズムも安定させられるから、自分には向いていると思っていました。

あと、ADHDと診断を受ける際のIQテストでも、処理速度が早いことがわかっていたので、それなりに適応できると思っていたんですよね。

ですが、いざ働いてみると結構苦痛でした…(笑)

8時間も椅子に座っているのは苦痛

8時間もの時間椅子に座っているのは誰だって苦痛だと思います。

もちろん、実際にはトイレに行ったり、水を飲んだり、会議に参加したりなど、8時間もの間座っているわけではありません。ですが、8時間近く椅子に座って仕事をするのが苦痛で苦痛で仕方がありません。

お尻がいたいとか、背中が痛いとかなら、まだ我慢できますが、精神的に辛いです。

たまに郵便物を持ってくるおじさんや、お弁当を運んでくるおばちゃん、軽作業をしているお兄さんを見ていると、「体動かしてるのいいなー」って羨ましくなりますからね(笑)

そのくらい椅子に座り続けている仕事は苦痛ですね。

単純作業は苦手じゃないけど苦痛

僕はADHDと診断されていますが、アスペルガー症候群の傾向も多少あって、単純な作業は苦手ではありません。どちらかというと、単純作業は得意ですし、他の人に比べるとめちゃくちゃ早いです。

ですが、単純作業もずーっとそればかりやってると苦痛なんですよね。

アスペルガー症候群の人の中には、同じ作業をずーっとやっていても集中力も切らさずに、かつ作業の正確性も落とさずにやれる人がいますが、僕は短期集中型ですし、短期集中といっても集中力は10分も持ちません。加えて、飽き性なのでずーっとやってると飽きるんです。

データ入力やファイリング等単純作業が多い事務作業は、飽き性で、集中力が持たない僕にとっては結構苦痛ですね。

毎日が同じ繰り返しなので苦痛

以前の職場がかなり激しい職場で、毎日違う仕事をして、毎日違うお客さんと連絡を取り、電話はなりっぱなしみたいな感じだったので、変化のある職場は僕にとって過ごしにくいものだと思っていました。

だからこそ、障がい者雇用での最初の就職では事務職を選んだわけです。

ですが、いざ変化がない職場に来てみて思うのは、それはそれで苦痛だってことでした。もちろん、毎日がまったく同じわけではないですが、変化という変化がありません。

事務職そのものは、会社によらずあまり変化がある仕事ではありません。やることは決まっていますし、違うことをやるとしても一時的な感じです。

じっとしているのが苦手で、目移りしたり、飽き性な僕にとっては、毎日代わり映えなない仕事という意味では、事務職は結構苦痛ですね…。

ADHDの場合、ミスを連発する可能性がある

ADHDの症状が色濃く出て、仕事で困るとすればミスを連発してしまうことでしょう。

僕は前職で同じミスを繰り返しまくっていたので、上司から嫌というほど「チェックしろ」と言われました。そのおかげなのか、そのせいなのか?ははっきりしませんが、僕はミスをすることが怖く、何度も何度もチェックをするようにしています。その結果、あまりミスはしなくなりました。

ただ、若干ミスに対して臆病なところがあり、自分の中で納得するまで上司に書類を出せないことがあります。

ADHDの場合、ちょっとしたことで目の前のことから別のところに意識がいってしまい作業が中途半端になったり、作業速度は早いんですが抜け漏れが多いといった話を良く聞きます。

ようするに、目の前のことに集中できないってことです。その結果、ミスをしてしまうわけです。

そして、そのミスも一度や二度なら可愛いものですが、何度も繰り返してしまうんですよね…。

事務職というのは、他の仕事に比べると比較的細々としていますし、ミスを起こしやすいです。僕はその点は前職のおかげ(?)もあって、クリアできていますが、多くのADHDの人にとってはかなり苦痛なのではないかと思っています。

ADHDの傾向が強い人には事務職は向かない

あくまで僕の意見ですが、ADHDの傾向が強い人は事務職には向かないと思います。ADHD傾向が強いというのは、

  • 多動性
  • 衝動性
  • 不注意性

というADHDの症状が色濃く出ている人ということですが、簡単に言えば「じっとしてなきゃいけない」「代わり映えがしない」「ミスが許されない」環境が苦手だって人のことです。

もちろん、どんな仕事でも多少じっとしていないといけないですし、代り映えしないこともあります。また、ミスだって何度も繰り返していては怒られてしまいます。でも、事務職の場合はその頻度が高いのは事実です。

なので、発達障害の症状の中でもADHDの傾向が強い人にとっては、事務職という仕事は不向きなのではないかと思います。

ただ症状や仕事内容次第では事務職もあり

ただ、ADHDであっても症状が比較的軽かったり、診断名がADHDというだけでアスペルガー症候群など他の発達障害の傾向も色濃く出ている場合は、事務職に向いている可能性もあります。

また、事務職という職種であっても、仕事内容は職場によって違いますし、雇い主によってはいろんなことを任せてくれる可能性だってあります。

なので、ADHDだから事務職に向かないと一概には言えません。

僕はADHD傾向が強い人には事務系の仕事は向いていないと思っていますが、結局それを判断するのは自分自身です。

なので、事務職に興味があるなら一度トライしてみればいいと思いますし、それで問題なければ継続して働けばいいわけです。

もし、向いていないとわかれば、向いていないとわかったことをプラスに捉えて、別に職場に行けばいいと思います。

さいごに

ADHDの人には事務職は向かないのか?ということについて、実体験をもとに書いてみました。

まぁ僕には事務職は向かなかったと言うだけで、向く人もいるでしょうし、僕よりも向かない人もいるでしょう(笑)まぁそれは結局、障害の有無とか症状ではなくて、個人的な性質のような感じがしますね。

もし、ADHDだけど事務職を希望しているのであれば、就職する前にアルバイトなり、企業インターンなり、就労移行支援などからの体験実習なりで、事務職を経験してみるといいと思います。短い期間ではわからないかもしれませんが、考えるいい機会にはなると思いますし。

何があっているのかなんて人が決めることではなくて、自分が体験して決めるのが一番です。なので、気になるのであればやってみるくらいの気持ちで、そこはADHDの特性を活かしてw、がんばってください!

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