【体験談】障がい者雇用の面接でよく聞かれる質問とその対策

こんにちは!
障がい者枠の面接では、面接官の方から「君はなんでそんなに自分のこと(障がい)を理解しているんですか?」と逆に驚かれたなかむらです。

僕は大学時代の就職活動では健常者として就職活動をし、その後紆余曲折を経て障がい者としても就職活動をしました。

二つの違う立場での就職活動をして思ったのは、それほど大きな違いはないということです。

ただ、障がい者枠では当然ながら障害特性や障害への配慮についてねほりはほり聞かれます。そして、障がい者枠だと面接官が「この子と一緒に働けるかな?」という色眼鏡をかけているように感じました。まぁ健常者に比べれば、コミュニケーションや体調面・精神面で難があるわけですから、当然といえば当然です。

正直なところ、障がい者枠の面接は簡単ではありません。ただ、しっかりと自分の障害や特性(自己分析)について理解しており、面接官の質問に対して適切に答えられていたら、そんなに難しくないのではないかと思っています。

この記事では、障がい者枠の面接でよく聞かれる質問とその対策について書いてみようと思います。

障がい者が面接を受ける上で大切なことは?

本題に入る前に、障がい者が面接を受ける上で大切なことについて書いておきます。まとめるとこんな感じです。

  • 無断の遅刻・欠席をしないこと
  • ハキハキと挨拶すること
  • 端的にわかりやすく話すこと
  • 面接官の目を見て話すこと

障がい者枠での就職は、上記の4つを意識するだけでもかなり印象が良くなるので、ぜひ意識してください。

無断の遅刻・欠席をしないこと

当然ですが、面接当日の遅刻や欠席はやめましょう!

面接官も仕事の合間をぬって面接をしてくれてるわけですし、書類を見て「会ってみたい!」「話を聞いてみたい!」と思ってくれてるから、面接の機会を設けてくれているわけですから、その機会を台無しにしないようにしましょう。

もし、やむを得ない遅刻や欠席の場合は、それがわかった時点で採用担当の方に連絡をしましょう。

ハキハキと挨拶すること

受付で名前を伝えるとき、面接会場に入るとき(もしくは面接官の人が入ってくるとき)、ハキハキと挨拶をしましょう。

第一印象は、その後の印象にも大きな影響を与えます。

なので、ボソボソと小さい声で「おはようございます」「ありがとうございます」と伝えるよりも、大きな声でハキハキと「おはようございます!」「ありがとうございます!」と伝えた方が印象はいいです。

もちろん、大きな声が出ない人もいるでしょう。そういった方は、せめてハキハキと、そして相手の目を見て挨拶するように心がけましょう。

端的にわかりやすく話すこと

障がい者枠の就職サポートをしている人に、障がい者枠で不採用になる人に共通することを聞いたら、

  • 面接官の質問に対して、過度に話しすぎてしまう
  • 話にまとまりがない
  • 質問の意図と違う答えが返ってくる

ということを教えてもらいました。

もちろん、企業が求めている人材と違ったり、他の人を採用したから…などの理由もあるそうですが、面接をしてみて「この人はちょっとね…」って思うのは、上記のような感じの人が多いそうです。特に発達障害の人には多いそうです。

これは以前の僕もそうだったので、ぐうの音もでないです(笑)

端的にわかりやすく話すって結構難しいです。ですが、これは面接練習をしたり、実際に面接を行って場数を踏めば、できるようになります。もちろん、意識してやらないとできるようにはなりませんが。

もし、障がい者枠の面接で落ち続けているのであれば、話し方や話す内容について一度見つめ直した方がいいかもしれませんね。

面接官の目を見て話すこと

これは面接に限りません。誰かと話をするなら、相手の目を見て話をする。これはコミュニケーションの基本です。

ただ、これも意識してやらないとできるようにはなりません。

僕も以前は誰かと話すときは相手の顔なんて見ずに話していましたから、相手の顔を見て話すことが難しいことは百も承知です。でも、意識していればできるようになるので、こちらも努力次第かと。

面接官も人間なので、質問をしてもそっぽを向いて答えられたらやっぱり嫌な気になるはずなんですよね。質問に対して答えてもらっても、答えてもらってる気がしないんですよ。

なので、質問に答えるなら、まずは相手の目を見て話をしましょう。それだけでもぐっと印象は良くなるはずです。



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一般的な面接と共通する面接内容

では、ここから本題に入ります。

まずは、障がい者枠とか一般枠とか関係なく聞かれる質問をざっと挙げてみます。

こういった普通の質問でも、障がい者枠というだけで面接官の人は違った味方をしてきます。なので、適当に答えずに、ちゃんと考えて答えるようにしましょうね。

自己紹介

聞かれるとしたら、面接の一番最初に聞かれます。

面接官「では、◯◯さんの自己紹介をしてください」

ってな感じで。

自己紹介は面接に望むなら誰しも用意している内容だと思うので、それをそのまま答えたらいいと思います。もし、用意していないのであれば、面接のために用意しておくべきです。

この自己紹介って正直何を見られているのか?わかりづらいです。

というか、内容に関しては特に気にしていないと思います。内容よりも、むしろ話し方や話す姿勢、話すテンポなどを見ているのではないかと思います。

なので、過度に長くなるのはよくないですし、的を射ない話をしすぎるとマイナスになってしまいます。逆に、1〜2分位で端的に伝えることができれば、それだけでもプラスになると思いますね。

これまでの経歴について

自己紹介と一緒に聞かれることが多いですが、単体で聞かれることも多いのが、「これまでの経歴」です。

最終学歴・就職状況にもよりますが、大学(高校)・前職について

  • 何を専攻していたのか?
  • なぜその大学(学部)を選んだのか?
  • 大学在学中は何をしていたのか?
  • (前職)なぜその会社を選んだのか?
  • どんな仕事をしていたのか?

などのことを端的に話せれば問題ないでしょう。

この辺の質問も、如何に端的にわかりやすく伝えられるかが重要です。逆にこのあたりの質問で長々と話してしまうと、面接官もやる気がなくなりますし、集中力が切れるので、マイナスな印象を与えてしまいます。

志望動機

転職の場合はあまり聞かれないですが、新卒採用やはじめて就職する場合は必ずといっていいほど聞かれます。

僕は志望動機を考えることが一番苦手でした。というのも、そもそも企業や仕事に対して興味や関心を持つことができなかったので、それを履歴書に書くとか、ましてや面接で伝えるなんてできなかったんです。

なので、僕は当たり障りのない志望動機ばかり書いていて、就労移行支援の支援者からは「教科書通りの志望動機だね(笑)」とよく笑われました。

志望動機というと、凄いことを書かないといけないと思うかもしれません。企業が興味を持ってくれること、面接に呼びたくなるようなことなど、ハードルを上げてしまうかもしれません。

ですが、そんなに難しく考えなくても大丈夫です。もっとシンプルに考えください。

  • なんで興味を持ったのか?
  • どんな仕事がしたいのか?
  • どんな事ができるのか?

応募しようと思ったきっかけみたいなことを自分なりの言葉で書き、面接で伝えれば、それだけでもプラスになります。型にハマりすぎて、自分を見失わないようにしてください!

転職理由

転職する場合、もしくは離職期間が長い人が就職する場合には必ずといっていいほど聞かれる質問が「転職(就職)理由を教えてください」です。

この質問は企業が、「この人はこの会社で長く働けるかな?」ということを見極めるためにしています。

というのも、もし転職理由が本人にとって後ろめたい理由(なんとなく仕事が合わなかったなど)だった場合、その人を採用してもすぐに辞められる可能性があります。会社としてはそういった人を採用したくないわけです。

もちろん、嘘をつくことはダメです。

ですが、ただ「仕事が合わなかった」というのでは自分が不利になるだけなので、仕事の何が合わなかったのか?をより具体的にして、自分が悪いわけじゃないから次の会社では頑張りたい!という感じで、プラスに変えて伝えることが大切です。

もし、不利になりそうなことを言ってしまいそうであれば、事前に当たり障りのない理由を考えておいて、定型文のように伝えるようにしてもいいでしょう。

他社への応募状況・選考状況について

よっぽど運が良くないか、よっぽど優秀でない限り、一社だけ応募して就職するなんてことはありません。

この質問に対しては、いろいろと意図があるでしょうけど、僕は素直に答えればいいのではないかと思っています。

どのくらいの企業に応募を出していて、どのくらい面接に行っていて、内定の有無など、話せる範囲で話せばいいのではないかと思っています。

というのも、隠しても隠さなくても、結果は変わらないと思うからです。

もちろん、「御社から内定を頂いても、入社するつもりはありません」なんてことは伝えるべきではないですが、ある程度の就職状況を伝えるだけなら不利にはならないでしょうし、伝え方や伝える内容も選考基準かもしれないので、正直に伝えればいいのではないでしょうか。



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条件面について

最終面接くらいになると、聞かれる質問ですね。具体的には、

  • 希望する給料(年俸、月収など)
  • 勤務地(いくつか営業所や事業所がある場合)
  • 希望してる職種

などですね。

正直、給料の話って具体的すぎて生々しく感じますが、求めている額はちゃんと伝えた方が良いです。低く見積もってしまうと、低い額を提示されてしまうので、生活に必要な金額などを算出して必要最低限とプラスアルファくらいの金額は伝えるべきです。

条件面に関しても、包み隠さずに正直に伝えるようにしましょう。

障がい者枠特有の面接内容

では、ここからは障がい者枠での面接に特有の内容について。

具体的にはこんな感じです。

  • あなたの障がい名と障がい特性はなんですか?
  • あなたが働く上で必要な配慮はなんですか?
  • 体調や症状を安定させるためにしていることはありますか?
  • 症状が悪化したときの状況と、その対処法
  • ストレスを感じる状況や環境は?
  • 勤務時間について(主に残業)
  • パソコンスキルについて

あなたの障がい名と障がい特性はなんですか?

障がい者枠で面接を受けるので、聞かれるのは当たり前です。

ただ、この質問に対しては答えられる範囲で、できる限り具体的に、そして詳細に伝えるようにしてください。

というのも、同じ障がい名でも、症状も違えば、症状に対する対策も違います。もちろん、言いたくないことは言わなくても構いませんが、変に隠してしまうとあとで困るのは自分です。なので、ここではある程度具体的に伝えるように心がけてください。

伝える範囲はそれぞれで考えるとして、内容は下記のようなことを伝えれば良いです。

  • どんな障がいなのか?(専門用語は使わずに、わかりやすく伝えるべき)
  • 障がいや病気がわかったきっかけ
  • 発症状況と現在の状況について
  • できること、できないこと(得意、不得意)
  • 通院や服薬について

すべてを伝える必要はありませんが、働く上で障害になりそうなこと、そして、それに対して自分なりに努力していることなどを話せるとかなり好印象を与えられるでしょう。

あなたが働く上で必要な配慮はなんですか?

極端な話、配慮がないならないに越したことはありません。企業としても、配慮をする必要がない障がい者を雇えるなら雇いたいと思いますからね。

ただ、多くの障がい者は配慮なしで働くなんて難しいと思うので、この質問への答えはちゃんと考えておく必要があります。

「働く上で必要な配慮は何か?」という質問に対する答えとして考える点は、

  • 職場環境
  • 人間関係
  • 服薬や通院
  • 苦手、不得意な仕事について

などです。

配慮について一点気をつけるべき点があります。それは企業に配慮を求めすぎないということです。

企業としても長く働いてほしい、能力を発揮してほしいと思っているので、配慮をしてくれるわけですが、その配慮が多くなればそれはそれで企業としての負担は増えるわけです。

なので、企業としては配慮ばかり求めてこられても困るわけです。

障がい者として配慮を求めたくなる気持ちはよくわかりますが、求めすぎてしまっては自分の首を締めるだけなので、自分で努力できることは努力して、努力ではどうにもならないことだけを配慮として求めるようにしましょうね。

体調や症状を安定させるためにしていることはありますか?

健常者の方とは違い、障がい者の人は体調を崩しやすいですし、人によっては障害や病気の症状が不安定な人もいます。

もちろん、採用する企業もそういったことはわかった上で採用活動をしています。質問をしてくれているということは、体調を崩したり、症状が悪化することがダメなわけではないんです。

むしろ、あなたはどんな努力をしているんですか?」と聞くことで、悪い状態にならないための「あなたの努力」に目を向けてくれているわけです。

なので、ここは障がい者にとってはアピールするところです!

元々、体調や症状が悪くなりにくいならそれはそれでアピールできます。また、体調を崩しやすくても、体調を崩さないために普段から意識していることや行っていることがあれば(もちろん効果があること)、それは伝えるべきです。

体調が悪くなってしまうことは仕方がありません。でも、だからこそそうならないために努力していることがあるなら、アピールポイントだと思ってしっかりと伝えましょう!

症状が悪化したときの状況と、その対処法

どれだけ体調や障害の症状が悪くならないように努力していても、悪化してしまうときはあります。それは仕方がないことです。

でも、そこで「障害(病気)だからしょうがない…」と諦めるような人を企業は採用しようとは思いません。

というのも、「障害だから…」「病気だから…」と言われて、休まれたり、仕事をサボられたら、企業としては雇うメリットがないからです。

だからこそ、そういった悪い状態のとき状態をしっかり把握して、自分なりの対処法を持っている人というのは、それだけで好印象を与えることができます。

もちろん、症状が悪い状態を認識することは難しいですし、ましてやその対処方法を身につけることも容易ではありません。ですが、そういったことを知らなければ、仕事をするのだって難しいです。

なので、仕事をはじめる前に自分と向き合い、自分の障害や病気について今一度知るようにしましょう!

ストレスを感じる状況や環境は?

障がい者は、健常者に比べるとストレスを感じやすい傾向にあります。精神障害の人は、特にストレスを感じやすく、ストレスで体調を崩しやすいです。

雇ってもすぐに辞められても困るので、企業としてはどういった状況でストレスを感じるのか?どういった環境だとストレスを感じるのか?を把握しておかないいけないわけです。

ただ、障がい者本人は自分がどんな状況でストレスを感じるのか?を把握していることは稀です。

というのも、ストレスを感じてしまった段階で体調を崩してしまっているので、ストレスを感じやすい状況や環境を把握することが難しいからです。

なので、ストレスを感じやすい状況や環境を把握しておくことは、障がい者枠での面接ではプラスになります。

もちろん、自分がどんな状況でストレスを感じるのか?どんな環境だと働きづらいのか?を把握することは難しいです。ただ、それは意識を向けていないからこそ、難しいだけなので、まずは自分がどんなことにストレスを感じるのか?しっかりと意識を向けましょう!

ストレスを感じやすい状況がわかれば対処法もわかりますし、面接でも有利になるので、一石二鳥どころの話ではありません!働く上でも大切なことなので、ぜひこの機会に自分のストレスの原因を突き止めてみてください。

勤務時間について(主に残業)

勤務時間、特に残業についてはよく聞かれます。

企業が勤務時間や残業について聞くのは、何も長時間労働や残業を強制したいからではありません。(もちろん、中にはそういった綺語もあるかもしれませんが…)

ただ、多くの企業はそういった質問に対する答え方や対応を見ているのではないかと思います。

「できません!」と頭ごなしに断る人なのか?それとも、工夫して自分なりの答えを見出すのか?などを見極めているわけです。

もちろん、どの答えが正解とかはありません。

ですが一つだけ言えるのは、安易に「残業はできない!」と答えるのは良くないということです。

というのも、理由もなく「残業はできない!」と断られると、「この人は働く気があるのかな?」と疑問を抱かれてしまうからです。もちろん、残業がいいわけではありません。

ただ、頭ごなしにできない!ということで、働くことに対して後ろ向きなイメージを与えかねません。

なので、勤務時間や残業については、自分ができる範囲で答えて、どうしても残業ができなければその理由をちゃんと伝えるように心がけましょう。

パソコンスキルについて

障害者雇用でもパソコンを使う仕事は増えています。なので、できるに越したことはありません。

もちろん、パソコンスキルと言っても高度な事ができる必要はありません。

  • オフィス(Excel、Word、PowerPointなど)が使えるか?
  • タイピングのスピードについて
  • わからないことを調べられるか?
  • 説明やマニュアルを読めば操作できるか?

などの比較的簡単なことができれば問題ありません。

どのスキルについても実務経験が伴っていれば申し分ないですが、実務経験がなくても「このくらいできる」と具体的に答えることができるならば問題ないでしょう。

面接では自分をよく見せたいと思い、ついつい誇張して伝えがちですが、正直に伝えないと入社してから困るのは自分です。

なので、今の自分にはできないことは伝えないようにしましょう!



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さいごに:「一人で面接に行くのが不安…」なら転職サポートを利用しよう!

障がい者枠の面接でよく聞かれる質問とその対策について書いてきました。

いろいろと書いてきましたが、僕自身障がい者枠での就職活動は一人ではやっておらず、転職サービスの方にサポートをしてもらいました。

障がい者にとっては就職活動は不安でいっぱいでしょうし、一人で乗り越えられるほど簡単な活動ではありません。

なので、もし一人で面接に臨むのが不安、就職活動を進めるのが不安であれば、障がい者枠専用の転職サービスを使ってみてください!面接に向けていろいろと対策をしてくれますし、自分では探せないような企業を紹介してくれます!

障がい者枠の就職活動は、健常者に比べると難しいです。ですが、しっかりと準備をすれば、内定を取ることもそれほど難しくはありません。ですので、手を抜かず、自分なりにしっかりと準備をして臨むようにしてください!

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