離職期間を延ばすことは障がい者が就職するためにデメリットしかないのか?

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僕は肉体的、精神的にダメージを受けたことで「就労継続が困難である」と判断し仕事を辞めました。

療養期間を経て、現在は病気の治療を継続する一方で、障害者として就職活動をしているわけですが、就職するために一つの壁が立ちはだかりました。それが「離職期間が長いこと」です。

離職期間が長引くことで雇用側である企業としては「この人は長く働けるのだろうか?」「この人は休まずに会社に来れるだろうか?」と疑問を抱きます。そして、離職期間が長引けば長引くだけ、その疑問を強く感じ、どれだけスキルや経験があっても雇うことをためらってしまいます。

では、障がい者が就職するにあたり「離職期間が長くなること」はデメリットしかないのでしょうか?今回は障がい者の就職活動と離職期間の長さについて考えてみようと思います。

障がい者の就職にとって、離職期間が長くなることはデメリットが大きいのは事実

何かをきっかけに仕事をやめた障がい者が、就職・転職するにあたって仕事を離れていた期間、つまり「離職期間」が長いことはデメリットが大きいのは事実です。

健常者が就職・転職する際に、離職期間の長さがデメリットになるのは、その間何もせず、ただふらふらと生活をしている場合であって、何かしら目的を持って離職期間を過ごしていれば、それほどデメリットにはならないと聞いたことがあります。

ですが、障がい者の場合、特に精神障害系の場合は、離職期間が長引くことは就職・転職にとってデメリット以外の何物でもありません。というのも、離職期間が長引くことで、企業としては採用しても「長く働いてもらえるのか?」「安定して働けるのか?」と不安を感じるからです。

健常者の離職期間が長引いたところで、その人に対して「安定して働けるかな?」「体調崩して会社休まないかな?」なんて考えませんが、障がい者の場合は考えざるを得ません。

就労移行支援に安定して通えていても懸念はされる

僕は離職期間が約2年間ありますが、その後就労移行支援という就労のための福祉サービスに約8ヶ月ほど休まずに通っています。

休まずに通えているという事実は、障がい者採用の書類や面接の時にアピールすることはできると福祉施設の支援者の方々や転職エージェントの人は言います。ですが、就職活動をやってみて感じるのは、「休まずに通えている事実なんてあてにはならない」ってことです。

たしかに、精神的に不安定で、就労移行支援に通い出したころは休みがちではあった人が、直近三ヶ月は休まずに通えているというのは、就職に向けて準備が整っていることの証だと思います。

ですが、だからといって会社で働くとなると話は別なんですよ。

ようするに、精神的・肉体的に負荷の少ない福祉サービスに休まず通えていても、精神的・肉体的に負荷の大きくなる会社で働き続けることができる証明にはならないんですよね。もちろん、そのために企業実習・インターンのようなものがあるわけですが、それも決定打にはならないのでしょう。

だからといって焦って就職すれば、また離職することになる…

じゃあ精神的にも肉体的にも安定していない状態でも、離職期間を長引かせないためにすぐにでも就職すればいいのか?というと、そうではありませんし、そうだとは思いません。

そんな不安定な状態で就職したところで、結果は目に見えています。また短期間で離職してしまっては経歴に傷をつけるだけで、次の就職活動がより困難になるだけです。

離職期間を長引かせることはたしかに就職活動にとってデメリットが大きいですが、焦って就職してしまっては自分を追い込み、また精神的・肉体的に辛くなってしまうだけです。

就職するための“準備期間”として離職期間が延びるのはデメリットではない

離職期間が長くなることは就職活動にとってデメリットが大きいですし、かといって精神的・肉体的に不安定な状態で就職してしまっては二の舞を踏むだけ。

では、どうすればいいのか?

僕は「離職期間をどのように過ごしていたのか?」を明確に伝えることができるならば、離職期間が延びることはデメリットにはならないと思います。

たとえば、

・生活リズム・体調を整えるために、食事に気を遣い、毎日運動をするようにしていた
・就職するためのスキルや知識を身に付けるために就労移行支援に通っていた

というように、離職している期間ただ療養しているだけではなくて、就職したときのことを想定して過ごしているか?そして、目的をもって過ごしているか?ということが大事なのではないかと思います。上記のことだけではなく、資格やプログラミングの勉強をしていたでも、スポーツジムに通っていたでもいいのかもしれませんが、何か目的を持ち、活動していることが重要なのではないかと思います。

もちろん、病気や障害を発症した当初は、その治療に専念するべきなのかもしれません。そうしないと、悪化してしまう危険性もありますし、治療が疎かになり治療期間が延びてしまうことになってしまうからです。ですが、就職するまでとはいかなくてもある程度体調がよくなっているのであれば、治療だけをするのではなく就職を視野に入れて、活動していくべきではないかと思います。

離職期間をデメリットにしないためには一人で就職活動をしない方がいい

離職期間を就職するための準備期間としてさまざまな取り組みをしていても、それを自分一人で証明するのは非常に難しいです。逆に、第三者目線で「この人は就職のために○○といったことをしていて、精神的にも安定しています」のように言っていただければ、採用する側としても納得しやすいですよね。

たとえば、自分では働くための体力もあり、精神的にも安定しているとは思っていて、そのことを自分一人のチカラで他の人に納得してもらうのは難しいですが、第三者の目線も加えて伝えることができれば納得は得やすいはずです。

僕は、どれだけスキルがあり、経験がある障害者であっても、一度離職しているのであれば、一人で就職活動をしない方がいいと思っています。それは一人で伝えられることには限界があるからです。

なので、もし障害があり、離職しているのであれば、福祉サービスでも転職エージェントでもいいので、誰か他の人の協力を得ながら就職活動をすることをした方がいいと思います。

まぁ一人では悩んだときに相談できないですし、一人で悩みを抱えても解決しないですし…。



さいごに

「離職期間を延ばすことは障がい者が就職するためにデメリットしかないのか?」というテーマで書いてきました。

障害者が就職するにあたって、採用する側の企業として一番懸念する事項が「安定して働けるのか?」ということだと思います。特に、うつ病をはじめとする精神障害、ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害を抱える人を採用する場合には、一番気になる事項かもしれません。

ただやみくもに離職期間を延ばすことは、たしかにデメリットが大きいです。というか、デメリットしかありません。ですが、離職期間を意味のあるものに変えられるのであれば、そしてそれを証明できるのであれば、それほどデメリットにはならないのではないかと思います。

障がい者として就職するのは、決して容易ではないですが無理ではありません。ぜひ、諦めず就職活動をしてください!

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