自分にあった就労移行支援の選び方について利用者の目線で考えてみる

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どうも、なかむら(@ynakamura1201)です。

突然ですが、就労移行支援という福祉サービスをご存知ですか?

就労移行支援というのは、障がい者が就職を目指し訓練や企業実習を行うための福祉サービスの一つです。ただ、近年就労移行支援の事業所も数が増えていて、一つに選ぶことが難しくなっています。

大学や企業にしても数が多くなればなるほど、どこに行くべきかを悩みますよね。就労移行支援の事業所選びもこれと同じだと思うんです。

今回は、利用者の目線で就労移行支援の事業所をどう選ぶべきなのか?について書いてみたいと思います。これから就労移行支援を受けようと思っているから、今利用しているけどちょっと合わないな…と悩んでいる方には、ぜひ参考にしていただければと思います。

就労移行支援の事業所を選ぶときの5つのポイント

それではさっそく就労移行支援の事業所を選ぶときのポイントについて見ていきますが、ポイントは大きく分けて5つあります。

  • 特化型か混在型か
  • 自分に適した環境か?
  • 立地は?
  • プログラム内容は?どんなことを教えてもらえるの?
  • 就職実績は?

という感じです。では、詳しく見ていきましょう。

特化型か混在型か

就労移行支援の事業所は、特定の障がいを持った人に特化している事業所(特化型)と、いろんな障がいを持つ人がいる事業所(混在型)の2つの事業所にわけることができます。

特化型の良さとしては、同じ障がいを持つ人が集まっているので、事業所として支援が確立されているところが多いです。また、同じ障がいを持つ利用者が周りにいることで、障がいならではの悩みを共有ですることができます。

同じ障がいを持った人が就職していく姿を見れば、自分が就職する姿を想像することもできますし、自信にもなるのが特化型の良さですね。

一方で、混在型は、特定の障がいの人だけが通っているわけではなく、身体障害、精神障害、発達障害、知的障害などさまざまな障がいを持った人が通っています。僕が通っているのは混在型の就労移行支援です。

混在型の場合、いろいろな障がいの人がいるので、特化型のような確立された支援をしている事業所は少ないです。ですが、自分とは違った障がいを持つ人と関わることで、いろいろな考え方や生き方に触れることができます。

障がいと一口にいっても本当にさまざまです。もし、自分が障がい者枠で就職するとなると、自分とは違う障がいを持った人がいることも少なくありません。そういったときに備えて、いろいろな障がいを持った人と関わっておくことは、決して悪いことではないですね。

自分に適した環境か?

就労移行支援というのは、学校でもなく、会社でもありません。自分の障がいと向き合い、自分の生活を整え、精神的に安定し、自分に適した職を探す場所です。

なので、知名度や評判だけを頼りに選ぶべきではありません。むしろ、自分に適した環境かどうかで選ぶべきです。

では、どういう視点で就労移行支援という環境を見ればいいのか?というと、

  • 利用者やスタッフの年齢層や性別の割合
  • 雰囲気はどうか?イキイキした感じか?それとも落ち着いた感じか?
  • 服装はスーツ着用?それとも私服でOK?
  • 匂いや音、光の加減はどうか?

などが挙げられます。

正直、環境についてはホームページや口コミではわかりません。どこの事業所も、たくさんの人に来てほしいので、良く見せようとしています。ですが、実際に行ってみると思っていた事業所と違うなんてよくある話です。

二年間と短い期間ではありますが、嫌な気持ちで通っていると就職なんてとても無理です。行くのが怖い、行くのが億劫に感じられるのは誰しも一緒です。ですが、ここで踏みとどまってしまうと、後々後悔するのは自分なんです。

なので、もし気になる事業所があれば、一度相談ついでに事業所に行ってみることをオススメします!



行きやすい場所にある?

どこにあるのか?というのは、非常に大事な問題です。

どれだけ行きたいと思っても、通所にかかる時間が二時間となると、通うのが嫌になるかもしれません。また、身体障害で車椅子や杖を利用している人であれば、階段を使わないといけない、人混みを通らないといけないとなると、それはそれで行く気がなくなりますよね。

就職するために就労移行支援に通っているのに、そもそも就労移行支援に通えないでは意味がありません。

もちろん、長い時間をかけても行く気がある、行く価値があるのであれば、それでもいいかもしれません。ですが、就職が決まらず就労移行支援での訓練が長引いても、その気持ちが長く続くなら…という条件付きです。

なので、できる限り自分にとって行きやすい事業所を選ぶべきでしょう。最寄り駅から乗り換えなくてもいいのか?歩く時間はどれくらいか?階段や混雑はあるか?など、事前にわかることは調べておくといいですね!

プログラム内容は?どんなことを教えてもらえるの?

就労移行支援では、ビジネスマナーをはじめ、自己分析、企業分析、履歴書や職務経歴書の書き方、面接練習など、さまざまなプログラムや訓練を受けることができます。

教えたもらえることや受けられるプログラムの大枠は、どの事業所でも大して変わりません。ですが、細かくみていくと、事業所によって全く違います。テキストを利用している事業所もあれば、プログラム毎にスタッフの方がプログラムを作成しているところもあり、事業所の規模や運営母体によってさまざまです。

もちろん、どれが正しくて、どれが間違っているということはありません。

学校のように講義形式の方がいい人もいれば、グループワークや個人ワークを中心にしたプログラムがいい人もいるはずです。それは人によってさまざまです。

自分はどんなプログラムが受けたいのか?どんな形式のプログラムなら参加しやすいのか?など、体験利用やこれまでの経験を通して、考えてみるといいですね!

就職実績は?

就労移行支援に通う目的は、就職することです。

なので、通いたいと思っている就労移行支援のこれまでの就職実績はしっかりと確認しておくべきです!もちろん、就職者数が多い、就職までの期間が短いことが正しいわけではありません。

一年に数名の就職者数でも、着実に就職している人がいて、その方々がしっかりと働けているのであれば、人数に問題はありません。逆に、就職者数は多いけど、離職者数も多ければ意味がないですよね?

就労移行支援事業所の就職者数や就職後定着率は、その事業所の所在地である県や市の福祉課のホームページに掲載されいているはずです。なので、通う前にそういった情報にも目を通しておくといいでしょう!

こんな事業所は選ぶな!選んではいけない就労移行支援事業所のポイント

ここまでは、自分にあった就労移行支援の選び方のポイントについて書いてきましたが、ここからは選んではいけない就労移行支援のポイントについて書いてみたいと思います。

就職までの期間が短いことを押し出している

就職までの期間が短いことを押し出していることをやたらと強調している事業所は少なくありません。

もちろん、中には実際に利用してから就職するまでの期間が短い事業所も存在します。ただ、それは就職できそうな利用者しかいなかったり、仕事をやめたばかり利用者しかいない事業所なんですよ。

なので、「就職までの期間が短い=いい事業所」ではないんですよね。

就労移行支援に行く人は、誰しも早く就職したいと思っているでしょう。でも、早く就職したからといって、すぐにやめてしまっては意味がありません。何十年とその職場で働かなくても、ある程度の年月働ける職場を見つけることが大事なはずです。

そのためには多少就職までの期間が長くなっても仕方がないですし、長くなるということはそれだけ準備が必要だってことです。

そのため、やたらと就職までの期間が短いことを押し出しているような事業所は、よっぽど就職に自信がある人以外は選ぶべきではありません。もちろん、よっぽど就職に自信があるのであれば、就労移行支援なんて利用しないで就職・転職サイトを利用すればいいんですけどね(笑)

利用者数が利用定員を大きく下回っている

サービスを開始して間もない事業所ならともかくとして、2年以上もやっていて利用者数が利用定員よりも大きく下回っている事業所には注意が必要です。

福祉サービスというのは、病院やクリニックなどの医療機関と同じく、通っている人の数と日数で事業所が受け取る収入が決まります。なので、利用定員に比べ、実際の利用者数が下回っていると、採算が取れていない可能性が高いです。

そうなると何がダメなのか?というと、利用者が就職できそうでも、事業所が利用者を就職させようとしないケースが出てくるんです。

ようするに、利用者を囲い込もうとするわけです。利用者が就職するということは、その分だけ事業所の収入は減るわけです。収入が減ることは、事業運営ができなくなる可能性があるというわけでもあります。そこで、利用者を期限いっぱいまで利用させ、収入を得ようとするのです。

これは誰かのための福祉サービスではなく、お金を得るための福祉サービスですよね。

もちろん、利用者が定員を大きく下回っているけど健全な経営をしている事業所だってあります。ですが、そういった事業所ばかりではないことを認識しておいて損はありません。

もし、行きたい事業所がこのような場合には、ちゃんと就職できるのか?利用者を増やすための取り組みなどを聞いてみてもいいでしょう。

さいごに:気になる事業所には一度体験や相談に行ってみよう!

「自分にあった就労移行支援の選び方について利用者の目線で考えてみる」という内容で書いてきました。

障がい者にとって就職は大きな課題であり、目標です。だからこその就労移行支援です。

そのためには自分にあった就労移行支援の事業所を選び、自分にあった職に就くことが一番です。就労移行支援に通ったからと行って誰でもが就職できるわけではありません。ですが、自分にあった事業所であれば、就職が近づくことは間違いありませんし、もし二年間で就職できなくても、その後のフォローもしっかりとしてくれます。

なので、ぜひこの記事を参考に自分にあった就労移行支援事業所を探していただければと思います。

何度も書きますが、気になった事業所には一度足を運びましょうね!



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