【体験談】障がい者として就労移行支援に6ヶ月間通ってみた感想を時系列で振り返ってみる

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どうも、なかむら(@ynakamura1201)です。

僕は現在(2017年11月時点)、就労移行支援という福祉サービスを受けています。

就労移行支援というのは、障がいを持った人が就職のために訓練をしたり、企業で実習をしたり、就職活動などをするための福祉サービスの一つです。

近年、うつ病やアスペルガー症候群などをはじめ、障がいを診断される人が増えていますよね。そして、その中には就職活動や就職してからについて不安を感じていたり、そもそも就職するための生活が整っていない人がいます。

僕もその一人です。僕は発達障害の一つであるADHDの診断を受け、離職期間が2年とかなり長かったことから、就職活動と就職してからの生活に不安を感じていました。そこで就労移行支援を受けようと思い、現在は就労移行支援に通っています。

今回は、僕が就労移行支援に半年間通ってみた体験談を時系列で振り返ってみようと思います。これから就労移行支援を利用しようと思っているから、現在使っているけど、なんだか使い切れていない方には、ぜひ参考にしていただければと思います。

時間軸で見る就労移行支援の感想

それでは早速感想を書いていくんですが、簡単にまとめるとこんな感じです。

  • 体験利用:就労への期待を胸に
  • 1ヶ月〜3ヶ月目:環境適応、プログラム受講、自分と向き合う
  • 3ヵ月目:自己分析
  • 4ヶ月目:実習参加
  • 5ヶ月目:訓練への飽きと企業見学
  • 6ヶ月目:二度目の企業実習で、就職への自信をつける

では、詳しく書いていきます!

体験利用(約一ヶ月):就労への期待を胸に

就労移行支援に限らず、福祉サービスを利用するときには大抵の場合「体験利用」を使います。

体験利用は、就労移行支援の事業所が自分に適しているのかどうかを判断することはもちろんですが、本利用までの間にもその環境や生活に慣れる意味もあるので、誰しも通過する道なんです。

で、その体験期間は、多くの人が「就職に向けてがんばるぞ!」と意気込むわけでして、かくいう僕もその期待を胸に張り切って通っていました。(「多くの人が」と書いたのは、人によって最初の目的は違うからですね)

  • 今日も新しいプログラムを受けるぞ!
  • 今日もグループワークで何か発言をしよう!
  • スタッフの人に悩みを打ち明けてみようかな…
  • いつになったら本利用になるかな…

など、期待だけでなく、不安も感じていましたが、全体としては「早く利用したい、早く就職活動をしたい」という気持ちが強く、非常に意気込んで通所していました。

1ヶ月〜2ヶ月目:環境適応とプログラム受講

約一ヶ月の体験利用(この期間は週に3回くらいの通所)を経て、本利用がはじまりました。

本利用がはじまったからといって何か変わるわけではないですが、本格的に事業所に通所することになり、支援計画書を作成してもらったり、プログラムに参加したりと、就職に向けて一歩を踏み出したって感じです。

置かれている状況によってさまざまですが、この時期は新しい環境に慣れることが一番大事だと感じます。

僕はすぐにでも就職したい気持ちがあったんですが、障がい者採用や障がい者の就職には、環境に慣れ、安定して通所できていることは一つのバロメーターなんですよね。早く就職することは誰しも望むことですが、早く就職したけど馴染めなくて辞めたでは堂々巡りになるだけ。そういった意味でも、就労移行支援という新しい環境に慣れる、そこにいる人たちに慣れることは必要なことだと思います。

で、環境に慣れるために僕は受けられるプログラムを片っ端から受講し、できる限り利用者やスタッフの方と関わるようにしました。グループワークでは積極的に発言するようにしたり、困ったことがあればスタッフに聞くなど、できることはやりました。

3ヵ月目:自己分析

環境にも慣れ、ある程度プログラムを通して、ビジネスマナーや社会のルール、働くとは?みたいなことを学びました。

で、次に何をやろう?と考えたときに、「就職活動のためには自己分析をしないと!」と思ったんです。別に、自己分析をしなくても就職活動はできます。ですが、これまで自分と向き合うことを避けてきた僕にとっては、自分と向き合うことは必要不可欠だと思ったんですよね。それをしないと前に進めないように感じたんです。

さまざまなプログラムの中にも自己分析系の内容もあるんですが、僕が通所している間にはあまりそういったプログラムは開催されなかったので、今回は自分でプログラムテキストや本などを使って自己分析をしました。

これまでと今の自分と向き合うことは、もっと苦しいことだと思っていたんですが、今まで見向きもしなかった自分と向き合うことは意外と楽しかったことを覚えています。スタッフの方からも、僕ほど自己分析をしている利用者はいないといわれるほど、ずっと自己分析をしていました(笑)

この時期にしっかりと自分と向き合えたことは、その後の利用期間にかなりいい影響を与えたと思っています。障がい者の中には自己分析を苦手とする人が多いですが、苦手なりでもやれることをやっておいた方が、後々後悔しないと思います。

スタッフの方は、利用者には誰にでも平等にというか真剣に対応してくれますが、がんばっている利用者には特に真剣に向き合ってくれるように感じました。



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4ヶ月目:実習参加

ある程度プログラムも受け、しっかりと自己分析もできたということで、時期的には早いですが実習に参加することになりました。

時期的に早いというのは、多くの利用者は半年から一年をめどに実習に参加しているからです。というのも、そのくらいの期間をかけないと生活リズムが安定しなかったり、働くための体力やスキルが身につかないからです。もちろん、僕のように早い段階で実習に行く人もいますが、かなりまれなイメージですね。

で、僕が実習に行ったのは、団体名は伏せますが発達障害の認知活動をしている一般社団法人でした。実習内容は、気になる企業にインタビューにいくことと、その団体が業務依頼を受けていたとあるデータの移行でした。実習というと、企業でのデータ入力や電話対応などの事務、工場やコンビニなどでの作業が多いので、僕の実習は非常に特殊な内容でした。

なぜ、このような特殊な実習になったかというと、理由は2つあります。

一つは、僕がそもそも事務や作業に興味もなく、実習に行っても何も得られないと思ったからです。もう一つは、僕の担当の方が僕にはいろいろな経験をしてほしいということから、知り合いの起業家の人に僕を合わせたかったからです(笑)

何はともあれ、この実習で僕の就職へのイメージは固まったことは間違いありません。これは実習に限った話ではありませんが、人との出会いって大事だなって改めて感じました。この一般社団法人での実習は、これからの僕の人生に大きな影響を与えたことは間違いないですし、担当の方には感謝してもしきれませんね。

5ヶ月目:訓練への飽きと企業見学

ある程度訓練期間が長くなると、その事業所での訓練を一通りやり終えてしまいます。(もちろん人によりますが)

で、そうなってしまうと、訓練に行くことに飽きを感じてしまうんですよね。もちろん、行かないといけないことはわかってはいるんですが、行ってから何をしようか…と考えてしまうと、モチベーションを保つのが難しかった…。

就労移行支援は、就職をするための福祉サービスです。なので、誰しもできる限り早く就職したいんですよ。なのに、前に進んでいる感じがしなくなるこの時期は、正直辛かったです。

でも、何もしないではただただ何もしない日々が続くだけになり、無駄な時間を過ごしてしまうことになる。これはかなり悩みでした。

そんなときに僕がやっていたのは、企業見学や説明会などへの参加でした。離職期間が長かった僕にとっては、企業や働くことのイメージがあまりできていなかったので、とにかくそのイメージができるように現場を見ようと心がけました。

これが意外と楽しく、「こうやって働きたい」「こういう仕事をしたい」などのイメージができるようになったのは、結果オーライでした。

6ヶ月目:二度目の企業実習で、就職への自信をつける

何をやろうか…とモチベーションを保つのが難しかったんですが、6ヶ月目に差し掛かろうかどうかくらいのときに、二度目の企業実習に参加することになりました。

僕は福祉業界に進もうと思っていたので、今回の実習では就労移行支援の事業所に行くことになりました。もちろん、僕が通っている事業所とは別のところです(笑)

この実習では、就労移行支援の事業所ではどんな仕事をしているのか?を体験することを目的としていました。なので、比較的自由度も高く、求められる内容も高い実習で、非常に楽しかったです。

実習っていろんな目的があって、いろんな成果があると思うんですが、僕はこの実習を通して、就職に自信をつけることができました。期間は一週間と比較的短かったんですが、時間も実際の勤務時間に近く、内容も社員の人と同じレベルのことをしていたので、それを難なくこなせたことは、自信につながりましたね。

焦って就職活動をしなくてよかったと思えた半年間

当初は、さっさと実習にでもいって、さっさと就職してしまいたいと思っていました。

ですが、ゆっくりと着実に歩んできたことは間違ってなかったと思います。というのも、さっさと就職していたら、前職での二の舞いになっていたからです。前職では、自分の特性にはあっていない職業で、同じミスを繰り返し、上司に怒られまくり、精神的にも肉体的にもかなり追い込まれ、持病を悪化し辞職しました。その過ちをまた繰り返すことになっていたと思うとぞっとします。

そう考えると、ゆっくりとではあるけど、着実に就職に向けて歩みを進められてよかったですね。これも担当スタッフをはじめ、就労移行支援のスタッフの方たちのおかげだと思います。

さいごに

障がい者として就労移行支援に6ヶ月間通ってみた感想を時系列で振り返ってきました。

こうやって振り返ってみると、意外と長い期間就労移行に行っているなーと感じます。通っていると時間的なことってあんまり感じないんですが、半年も通っていたんですね(笑)それだけでも自分を褒めてあげたいです(笑)

障がい者の就職活動って正直難しいです。でも、難しいと嘆いていていては何もはじまらないのが事実なんですよ。就労移行支援は、他の福祉サービスと違い通える期間が、二年と決まっています。二年って長く感じますが、たぶんあっという間です。

だからこそ、自分なりに目標を持って、日々取り組まないとなーと改めて感じました。

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