親や先生には話せない小学一年生の悩みを聞いて思う子育ての難しさ

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ひょんなことから近所の小学一年生の家庭教師を引き受けることになりました。

算数が苦手ということと、家にいると両親や兄弟がいて集中ができないかということ(親はつい口を挟んでしまうらしいので)で、彼が僕の家にきて宿題をやることになっています。当初は黙々と宿題をやり、わからないところがあれば随時教え、持ってきた宿題が終るか時間が経てば帰っていました。

ただ、彼も僕に慣れてきたのか(最初から彼は僕に対していタメ口だったけど…)、徐々に僕の家にくるごとに愚痴を言うようになってきました。最近では、宿題をやる時間よりも愚痴を吐き出している時間の方が長くなってきている始末。(まぁ良いんですがw)

小学一年生というと6〜7歳。そんな年齢でも悩みとか愚痴ってあるんだなーと不思議な気持ちで聞いていたんですが、よくよく話を聞いていると僕たち大人と同じような悩みを抱えているんですよね(笑)

今回はそんな小学生でも、小学一年生でも悩みがあることについて。

小学一年生の抱える悩みについて

まずは、小学一年生の彼が抱えている悩みについて少し書いてみようと思います。

塾なんてなくなって欲しい…

「塾なんてなくなってしまえば良いのに!」と彼は突然言ったときは驚きを隠せませんでした(笑)

お受験とかそういう類いのことには関心がなさそうな子なので、小学一年生で塾にいっていると聞いたときは少々驚いましたし、彼のお母さんからは「お兄ちゃんが行ってるから楽しく通っている」という話を聞いていたので、彼から「塾なんてなくなってしまえば良いのに!」という一言を聞いたときはさすがに笑いました。

小学一年生から週2で塾にいって、同じく週2で僕の家で宿題をして、週末にはスイミングにいってと、最近の子どもは大変ですね…。

病院に行きたくない…

彼は少々病弱らしく、よく病気にかかっているらしいです。そのため、学校もちょくちょく休んだり、早退もするみたいで、病院にも健康的な子に比べればよく行っているみたいです。病院に行く前に、僕の家で宿題をやることも多くて、そんなときには僕に「病院なんて行きたくない」とボソッと愚痴ります。

まぁ誰だって病院なんて行きたくないですし、予防接種でやらざるを得ないとわかってはいても注射はしたくないものです。でも、親の前ではそんなことは口にできないらしく、それはそれでもどかしいみたいです。

僕もそうでしたが、体が弱く、病気がちで病院にお世話になる機会が多い子どもって、習い事や塾に行ってなくても病院に行く機会が多いので結構忙しいんですよね…。塾やスイミングにいっている彼にとっては、病院の雰囲気や注射だけじゃなくて、ただただ忙しいのが嫌だっていうのもあるんだろうなーと思います。

休みが欲しい…

塾やスイミングに加えて、僕の家で宿題をすることになって彼には、休みという休みが日曜日しかないらしいです。

彼の口から「もっと休みたい…」という一言を聞いたときは、「どこの会社員やねん!」と心の中でツッコミましたが、小学一年生でこれだけいろいろやってたら、そりゃ大変だろうと思いますよね。

まぁ親は親で、子どもに勉強頑張って欲しいし、泳げるようにはなって欲しいという気持ちもあって、病気は治してあげたいと思うので、仕方がないのはわかるんですけどね…。

眠たい…

僕の家にきて、宿題をはじめて数分すると「眠たい…」と彼はよく口にします。(あくびをしているのも何度か見ましたがw)

体育の時間にマラソンをやったり、芋掘りをやったりと、意外と体を動かす機会が多いらしく、夕方になると眠気のピークがやってくるみたいです。

眠たくて仕方がないのに、僕の家にきてある程度宿題をやっている彼を見ていて、正直「家に帰らせて、寝させた方がいいんじゃないか」と思うときもあるんですが、僕には宿題を終らせる手助けしかできないので、少々もどかしいですね。

「寝る子は育つ」といいますが、小学生3年生くらいまでは学校でも昼寝の時間を設けたりして、体を休ませる時間を作ってもいいんじゃないかと思いますね。まぁこれは小学生に限ったことじゃないかもしれませんが。

遊びたい…

僕の家で宿題をやりながら「早く遊びにいきたい」という彼。

「こんなところに来ずに、遊びにいけば良いじゃん!」と言いたくなる気持ちを抑えて、「早く宿題を終らせよう!」としかいえない僕は、宿題をちゃんと終らせて欲しいと思う彼のお母さんと「早く遊びたい」彼の板挟み状態。

小学一年生ならやりたいことをやるべきだと思うので、目の前で宿題をやっている彼を見ていると少々もどかしさを感じますね。

子どもが大人と同じような悩みを持つことに対する疑問

小学一年生の彼を見ていると、年齢に関係なくみんな同じような悩みを抱えているんだなーと思うとともに、それに対して少なからず疑問を抱きました。

  • 休みが欲しい
  • 眠たい、寝たい
  • 遊びたい
  • 塾に行きたくない・会社に行きたくない
  • 病院に行きたくない

なんて悩みは、小学一年生よりもむしろ忙しい社会人(忙しさに関係ないかもしれないけど…)の方が悩んでいるはずで、小学一年生が悩んでいる方がおかしなくらい。でも、最近の小学生は習い事や塾などいろんなことをしてるので、ゆっくり休む暇もなく、友だちと遊んでる時間もないんですよね…。

勉強したり、習い事したりするのってたしかに大事なのかもしれないですし、好きなことならどんどんやるべきだと思います。でも、それが親のエゴで、子どもに押し付けて、子どもが苦しんだり悩むのっておかしな話だよなーと思います。(彼がどう思っているのかは定かではないですが)

また、子どもならではの悩みって言うのが存在しているのかどうかはわかりませんし、自分が子どもの頃のことなんて覚えてもいないんですが、子どもが大人と同じような悩みを持つのってどうなんだろう?とも思います。

これも時代の流れなのかもしれないですが、小さい頃から溜め息をついたり、眠たいのを我慢して勉強するのって辛いよなーって思います。「子どもに苦労させたくない」という親の気持ちもわかるようになってきた一方で、子どもの気持ちもわかるので、なんだかとてももどかしいですね…。

親や先生に言えないことを話せる大人って大切なんだと思う

小学一年生の彼を見ていて思うのは、親や学校の先生に言えないことを抱えている子は意外と多いんじゃないかということ。

年齢に関係なく誰しも悩みくらいあるのは当然で、親や先生に相談できることもあれば、悩みによっては親には言いづらく、先生にも言いづらい内容があることもまた当然のこと。

少し昔であれば、それを祖父や祖母、伯父さん伯母さんに相談したり、近所のおじいちゃんおばあちゃんに相談したりもできた。今でも二世帯で住んでいれば、それも可能かもしれないけど、そう多くはないだろうと思います。子どもたちが悩みを打ち明ける場所や人が少なくなってくると、彼らはどこに愚痴を吐き出し、どこでストレス発散をすれば良いんだろうか?と少し不安に思いました。

時間もあり、選択肢もあり、自ら行動できる大人ですら悩みを打ち明ける相手や場所に悩むのに、お金もなく、自分で行動するのも難しく、選択肢もそもそも少ない子どもはどうしたらいいんだろう?と。

小学生の彼にとって、今回近くに住むおっさんとして僕がいたように、多少関係はあるんだけど(近所に住むとか親戚とか)、日常生活で密に関わることもなく、そして別に説教や口出しをしてくるわけでもないなんてことない大人が、悩みをもつ小学生や中学生には必要なんじゃないかと思いました。

地域でコミュニティを作って暮らしましょう!なんてことは言いませんし、無理をする必要はないのかもしれないですが、なんか気が向いたときに、愚痴がたまったときに吐き出せる場所を作って上げるのも、大人の役割なんだろうと思います。

子どもを持つって大変そうだけど、でも子どもは欲しい

小学生の彼と彼を心配するお母さんの姿を見ていると、子どもを持つって大変そうだなーと改めて思いました。

親としては子どもには勉強ができて欲しいと思ったり、病気にはなって欲しくない、健康でいて欲しいと願いつつも、子どもはというと勉強は嫌だし、塾にも行きたくないし、病院なんて行きたくない(病気になっても家で寝てるくらいでいい)と、気持ちが噛み合ない。

でも、彼はお母さんのことが嫌いではないし、悪口を言ってる姿も見たこともなければ、親子一緒にいるときは楽しそうで、一方お母さんも心配はしつつも、なんとなく子育てを楽しんでいる姿を見ていると、やっぱり子どもを持つって楽しいんだろうなー、子育てって大変なんだろうけど、充実してるんだろうなーと微笑ましく思います。

そんな親子を見ていると、僕も子どもが欲しくなりました(笑)

さいごに

小学一年生に限らず、小学生であればもっと楽しい時期なんじゃないかと思っていたんですが、いろいろな悩みを抱えている現実を親という立場ではなく、ただの近くのおっさんという立場で感じられたのは良い機会でした。(まだ終ってないけどw)

20歳近く年の離れた僕にタメ口で愚痴をこぼす彼は、たぶんこれからもたくましく育っていくんじゃないかと思います。悩みを抱えていても、ちゃんとその悩みを口に出して誰かに聞いてもらう機会があれば、彼のように前向きに楽しく生きていけるんじゃないかと思わされました。

大人になっても、いや大人になったからこそ、子どもから教えられることがあるんだと実感したここ数ヶ月でした。

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