「がんばれ!」って言葉で余計に苦しくなるときがある

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「がんばれ!」「がんばって!」と声をかけられるのがうれしいときもある。その一言で、もう少しがんばろうと思えるし、踏ん張れるときがあるのもたしかです。

でも、その「がんばれ!」の一言で余計に苦しくなることがあるのも事実なんですよね。

僕は闘病中によく周りから「がんばれ!」って言われたんですが、正直その一言で「え、僕って頑張ってないのかな…(頑張ってるつもりなのに…)」って落ち込むことがあったんです。一見、「がんばれ!」って良い言葉に思えますし、背中を押したり、励ましの言葉のようにも感じるんですが、言われている側からすると傷付くことってあると思うんです。

今回は、そんな「がんばれ!」という言葉について。

「頑張る」ってどんな言葉なんだろう?

まずは、「頑張る」という言葉の意味について調べてみます。

– [動ラ五(四)]《「が(我)には(張)る」の音変化、また「眼張る」の意からとも。「頑張る」は当て字》

– 1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」

– 2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我 (が) を張る。「―・って自説を譲らない」

– 3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」

(引用 goo辞書「がんばる」

という感じです。

ただ、これはあくまで「頑張る」の意味であって、「がんばれ!」とはちょっと違うと思うんです。自分で「頑張る!」と意気込むのと、誰かに「がんばれ!」っていうのって感覚として違いますよね。

自分で「頑張る!」って言ってるときって、「1. 困難にめげないで我慢してやり抜く」とか「2. 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る」の意味が強いと思うんです。でも、誰かに「がんばれ!」っていうのって、応援的な要素もありますが、同情だったり、励まし、高笑いのような感覚もあると思っています。

「がんばれ!」って言われてうれしいとき

「がんばれ!」って一言にあんまり良いイメージがないんですが、それでもいわれてうれしいときがあることもたしかです。

たとえば、テニスや卓球のシングルスやマラソン、駅伝などのたった一人で戦うような誰からも助けが得られないような場合だと、仲間や観客からの「がんばれ!」の一言ってうれしいと思うんです。「自分は一人じゃないんだ!」って思えますし、誰かからの声援でもうひと頑張り!ってなるので。

あと、これは感覚的な問題ではあるんですが、「がんばれ!」って言ってくれてる人が必死なときはうれしかったりします。手に汗握って「がんばれ!」って言ってくれたり、「自分もがんばるから、(あなたも)がんばって!」みたいな感じだと、気持ちが伝わってくるし、「この人(お客さん)のためにがんばろう!」って思えるのでうれしいです。うれしいって喜びよりも、がんばろう!っていう鼓舞のような感じですよね。

「がんばれ!」の一言が苦しいとき

でも、僕にとっては多くの「がんばれ!」が苦しみや辛さを感じさせるときがあります。

というのは、自分の中では十分に頑張っているのに、周りから「がんばれ!」って言われると、「自分は頑張ってないのだろうか…?」「これ以上どうしろというのだろうか?」と考えてしまうんですよね。

特に、病気の治療をしてるときに「治療頑張ってね!」なんて言われると、ちょっと心にグサッときます。「あぁ僕ってがんばってないのか…」「これ以上どう頑張れというんだ…」と。

もちろん「がんばれ!」と言ってくれる人は、「お前は努力してない」とか「もっと頑張らないとダメだ!」みたいなことは思っていないと思いますし、思っているなら別の言葉でわかりやすくそう伝えると思います。ですが僕の場合、その言葉を過剰に捉えてしまうんだと思います。

なので、「がんばれ!」って言われるとちょっと辛くなるんですよね。

「頑張る!」とは言うけど、「がんばれ!」とは言えない

自分が「がんばれ!」といわれて辛かったり、苦しかったりすることがあるからなのか、誰かに対して安易に「がんばれ!」とか「がんばってね!」と言えません。

自分を含めて、周りを鼓舞する意味で「がんばろう!」みたいなことは言えるんですが、つい誰かに向けて励ますときや、背中を押すときに「がんばれ!」なんて言えないんですよね。口に出そうにはなるんですが、その言葉だけはなぜか踏み止まります。(他の言葉は思いつきで口に出るんですが…w)

もし、自分の「がんばれ!」の一言が、相手を追いつめていたり、苦しめている可能性を考えると安易に言えないですよね。励ますつもりで言ったはずの「がんばれ!」が、相手を精神的にも体力的にも追いつめて、取り返しのつかないことになったらって思うと、ゾッとしますし。

さいごに

「がんばれ!」って言うは易しなんですが、受け取るは苦し。みたいな感じだと思うんですよ。もちろん苦しいだけでもないんですが、背中を押すこともある反面、追いつめることもあるよねという感じ。そう考えると、「がんばれ!」って言葉は、相手を押すイメージなんですよね。相手と限界という名の壁の間に、かなり開きがあれば応援にもなるし、励ましになるけど、開きがなければただ追いつめるだけで辛いのは言われた本人って感じなんだと思います。

それと、日本語って難しくて「がんばれ!」に変わる言葉があんまりないんですよね。まぁなくはないんでしょうけど、その場で思いつかないレベルで少ない。あえて言うなら「応援してるから」になるのかな?でも、応援じゃないときもありますし、なんとも使い方が難しいです。

僕みたいに深読みしたり、変に思い込んだりする人でなければいいのかもしれないですが、みんながみんなそうじゃないでしょうし、僕よりも思い込む人もいるでしょうし。

まぁ自分が言われて嫌なことは誰にも使うなってことですかね。僕にとってはそれが、「がんばれ!」って言葉だったということだと思います。

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