【わかりづらい?】これまでに経験した糖尿病の9つの症状について

健康診断や定期検診で「血糖値が高いから注意してくださいね」と指摘されるものの、症状がわかりにくく、また症状が多岐に渡るため素人では判断しづらいのが、糖尿病です。

僕も血糖値が130mg/dLだった時に、病院の先生から食事に注意するように言われました。しかし、その1年後血糖値は500mg/dLを越える事態にまでなりました。それは糖尿病の症状は非常にわかりづらく、他の病気の症状と区別が難しかったことが原因だと思います。

今後、より増加していくであろう糖尿病・糖尿病予備軍の方のためにも、実体験を交えながら、糖尿病の症状について書こうと思います。

なぜ糖尿病の初期症状はわかりづらいのか?

糖尿病を含め生活習慣病全般に言えることは、「症状がわかりづらい」ということだと思っています。それは、症状が多岐に渡ることもさることながら、生活している中で感じる苦痛の延長のような症状が多く、他の病気との区別ができないことが原因ではないかと思っています。

たとえば、糖尿病には「のどの渇き」という症状があります。しかし、健康的な人であっても、運動後や汗をかいた時、塩分を取り過ぎた時にはのどが渇きます。糖尿病に限らず、生活習慣病の症状、特に初期症状はこのように生活の中で感じる苦痛の延長でしかありません。

そのため、いくら注意を促されても、自覚症状が出るときにはすでにかなり悪化した状態のことが多く、最悪の場合手遅れになることもあります。

これまでに経験した糖尿病の症状9つ

関連記事:【必見】血糖値500mg/dL越え経験者が語る「高血糖の症状」

のどの渇きと大量の水分摂取

なぜ血糖値が上がるとのどが渇くのかご存知でしょうか?

それは脳が「水分が欲しい!」というサインを出すからなんですね。

糖尿病、糖尿病予備軍のようにインスリンの分泌量が減少したり、インスリンの作用が低下している場合、処理しきれなくなっブドウ糖が血液中に残ってしまい、血糖値が上昇してしまいます。その為、糖の濃度の高さに反応した脳が、血中のブドウ糖を薄め、正常な血糖値に戻すために「水分が欲しい!」というサインを出します。

この現象が、血糖値の上昇によるのどの渇きと水分摂取の症状なんです。

ですが、のどの渇きや水分摂取することなんて、糖尿病や糖尿病予備軍でなくてもよくありますよね?運動をして汗をかいた後や夏の暑い日に汗をかいた後には、誰しものどは渇きますし、水分を欲します。もちろん、運動をしていなくても、人間は体温調節をしたり、老廃物を出すために汗をかいていますので、定期的にのどは渇くはずです。

僕の経験から考えると、健康的な人と、糖尿病の人ののどの渇き方や水分摂取の一番の違いは、「頻度の差」です。

健康的な人であれば、数時間に一回くらいか汗をかいた後にのどの渇きを感じて、水分を摂取すると思います。一度摂取すればその後数時間はそれほどのどの渇きも感じませんし、水分を欲することもありません。

しかし、糖尿病や糖尿病予備軍の場合、のどが渇く頻度はかなり増えます。多い人だと30分に一度くらいありますし、重症化すれば水分を摂取した直後でものどの潤いを求めます。その為、健康なときに比べ水分の摂取量は多くなります。

ですので、もし「最近少しのどが渇くようになったな」「水分を取る回数が多くなった」「飲物に使う金額が少し増えた」などの自覚があれば、糖尿病、または糖尿病予備軍を疑ったほうが良いかもしれません。

また、無意識な行為なので個人では認識できないかもしれません。その場合は、家族や同僚、普段一緒にいることが多い人に聞いてみることをオススメします。周りの方も、それまで以上に水分摂取量が増えたり、頻度が増えている人がいたら指摘してあげてください。

多尿、頻尿、排泄時の尿道の痛さ

糖尿病の症状の一つに多尿や頻尿が挙げられます。

理由は二つあります。

一つはのどの渇きを潤す為に水分を摂取し過ぎるからであり、もう一つは血液中のブドウ糖(血糖値)の濃度が上がっているので、尿としてブドウ糖を排泄して、血糖値を下げようとするからなんです。

人間の体が如何にシンプルにできているのかがよくわかりますよね。何かが濃いと感じれば薄めようとしますし、体にとって有害だと判断されれば、尿や嘔吐、便によって排泄される仕組みになっています。シンプルですが、理にかなっているというのは凄いと思います。

少し話が逸れました。

上記のように、糖尿病や糖尿病予備軍になり、血糖値が上昇すると水分の摂取量が増えるので、尿の回数が増える頻尿になりますし、飲む量によっては多尿になります。そして、これは
の経験ですが、尿に糖が出るためか、尿道あたりに痛みを感じます。逆に、血糖値が下がると尿道がスムーズになる為か、排泄後はスッキリとした感覚になります。

血が出るほど痛いわけではないですが、違和感を感じたり、量が少なく濃い場合にはある程度の痛さを伴うことも少なくありません。

そのため、最近水分摂取量が増えたかな?と感じたり、トイレに行く回数が増えたり、尿道に痛みを感じる場合は、病院に行くか、自分で血糖値測定器を買って血糖値を測ってみてください。

視力低下、目がかすむ、目がチカチカする

僕は元々視力が低くかったので、急激な視力低下はあまり感じませんでした。しかし、視界にハエが飛んでいるように見えたり、光がチカチカすることがありました。

原因としては、毛細血管の血液異常による血流不足が挙げられるそうです。目ってよく見ると細い血管がたくさん集まっていますよね。他の血管よりも細い分、血流不良を起こしやすかったり、血管が脆くなることが原因だとされています。結果、目に十分な血液がいかなくなり、視力が低下したり、見えにくくなったり、チカチカしたりするということです。

もちろん精神的なストレスや心の不安などがある場合にも、一時的な視力低下や、目がチカチカしたり、目が痛くなることもあります。ただ、僕の経験上、糖尿病の症状による目への影響は、起床時や食後に多いように感じます。起床時であれば、目やに(目くそ)が目頭や目尻に溜まりやすく、食後であれば目がボヤッとする感じがありました。

一日中目が疲れている、長時間パソコンや勉強などで目を酷使した場合ではなくて、血糖値が上がるタイミングで、目に異常を感じる場合は、糖尿病を疑った方がいいかもしれません。

症状が長引いたり、放っておいたりすると、最悪の場合視力を失う危険もあるので、健康診断などで糖尿病予備軍とされたり、糖尿病に注意するように言われた方、親族に糖尿病がいる方は、少しでもおかしいと感じたら、病院に行くことをおすすめします。

睡気

「食後の眠気は血糖値が上がるから」という話はどこかで聞いたことがあるかもしれません。もちろん、健康的な人であっても、食事を摂れば血糖値は上がり、眠気を感じます。そのため、眠気を感じたからといって、糖尿病と判断するのは時期尚早です。

食後に眠気を感じるのは、食事を消化吸収するために内蔵を中心に血液を送るため、脳に送られる血液量が減るからということを聞いたことがあります。健康的な人であっても、糖尿病であって、この現象は変わりないと思います。

糖尿病と健康的な人の大きな違いは、眠気を抑えられるかどうかの違いだと思っています。

健康的な人であれば、食後に眠気を感じても、コーヒーや緑茶などのカフェインの入った飲物を飲んだり、ガムを噛んだり、少しの仮眠を取れば、スッキリすると思います。また、疲労が溜まっていて、コーヒーやガムでは対応できなかったとしても、睡眠や食事をしっかりとれば、大抵の場合は回復すると思います。

ですが、糖尿病の場合は、血糖値にもよりますが、コーヒーやガムなどでは眠気を取ることは難しく、仮眠を取ったとしても、起きたときに頭痛を感じたり、目やにがついていたり、眠気が取れていなかったりと不快感を感じることが多いです。

体重の減少

※この症状が出ている場合は、かなり血糖値が高くなっていると思ってください。

僕は、中学3年生の後期の半年間で体重が約20kg(80kg→60kg)減少しました。僕は病気とは思わず、痩せていく体を嬉しく思っていました。しかし、母親はそれを疑い僕を病院に連れていきました。

結果、体重減少の原因が糖尿病による高血糖状態だったとわかりました。

本来人間の体は摂取したエネルギーは蓄えようとします。それは万が一の飢餓の時の為に体の本能的な働きだそうですが、人間の体は使わないエネルギーを蓄えようとするんです。
そのため、本来であれば運動もせず、糖質を中心の食生活をしていれば、太ります。しかし、ある時を境にして、体重は減少してしまうのが、糖尿病であり高血糖の症状です。

原理としては、インスリンの作用不足によりブドウ糖を上手く使えない為に、脂肪やタンパク質からエネルギーを作ろうとするんです。結果、体重が減少するということです。「糖尿病=太っている、メタボリックシンドローム」というイメージは確かに強いですが、高血糖状態が長く続くと体重は減少しています。そのため、痩せているのにも関わらず、糖尿病という方はたくさんいます。

体重が減ると聞くと嬉しく感じる人もいますし、かく言う僕も当事者ながら嬉しかったです。しかし、運動もせずに、食事制限もせずに、体重が減少するというの体に異常があるか、変な薬を使っているのかくらいしか原因はありません。なので、もし周りに半年や3ヶ月などある程度の期間で急激な体重変化があった人には、何か体の変化がないかなど聞いてみてください。運動でも、食事制限でもない場合は、病院に行くことを薦めてあげてください。

疲労感・気だるさ・筋肉疲労

※この症状が出ている場合は、かなり血糖値が高くなっていると思ってください。

体重減少が始まる前くらいから、疲労感や気だるさ、筋肉疲労(筋肉痛のような痛み)を感じはじめます。体の仕組みは、体重が減少することと同じみたいです。簡単に言えば、体内でエネルギーを上手く使えていないから、飢餓状態みたいになるんです。

実際に体験した身としては、とにかく体が重たいです。肉体労働した後とか、激しい運動した後の疲労とはまったく違います。マッサージをしてもらっても治らないですし、栄養ドリンクを飲んでももちろんよくなりません。感覚としてはインフルエンザとか重度の風邪を引いた時のような感じだと思います。僕の場合、平熱が37度くらいまで上がっていて、常に頭がボォーっとしていました。

また、ジョギングなどの有酸素運動をした後には、呼吸が整いません。健康的な人で、普段運動しない人でも、数分すれば呼吸は整うと思います。しかし、糖尿病や糖尿病予備軍で血糖値がある程度高い状態だと、呼吸は整いませんし、のどの渇きもずっと続くのでかなり辛いです。

「疲れたかなぁ」と感じることが多くなったり、その疲労感が長引くようであれば、病院に行って検査するか、自己検査機を使って血糖値を測ってみることをオススメします。

足がつる、こむら返り、足がむくむ

ここからは、糖尿病の症状とは直接関係がないかもしれませんが、副次的な症状として個人的に感じた症状について書いていこうと思います。

まずは、「足がつる、こむら返り、足がむくむ」についてです。

「1. のどの渇きと大量の水分摂取」「2. 多尿、頻尿、排泄時の尿道の痛さ」の箇所で、糖尿病の症状には、水分が少なからず関係していることがわかったと思います。血糖値を下げようとするために、水分を欲して、水分を取るから頻尿・多尿になりと、体内での水分の活用が通常の作用と違うことがわかると思います。(健康な方であれば、水分は、体温調節や体内の循環機能、pHの調整などの作用をします)

水分が健康な人と違う使われ方をすることで、あるべきところに水分がなかったり、必要な作用のために水分が使われないために、足がつってしまったり、足がむくんでしまうことがあるのだと思います。

僕の経験ですと、就寝時に脱水症状のような感覚になり、起床するときに足をつっていました(こむら返り)。夏場であれば、健康な方でも少なからず経験があるかもしれませんが、僕の場合は冬場にこのような症状に悩まされていたので、確実に糖尿病の症状に関係していると思います。

足がむくむというのも、足における血流不良が原因だと考えていいと思います。女性であれば、ヒールやタイツなどが原因で足がむくむことがありますが、それとは関係なく足がむくんでしまったり、足が重たくなってしまうことがあるのも、糖尿病の症状と考えても良いと思います。

偏頭痛、頭がボォーっとする

眠気と似たような症状ではあるんですが、偏頭痛や頭がボォーっとするような感覚がわた僕しにはありました。これも眠気と原因と同じで脳への血流があまりよくないのかもしれません。

頭痛と言ってもズキズキやガンガンといった高熱時に感じるような痛み方ではなくて、飛行機に乗った時の気圧の変化で感じるような痛み方や、乗り物酔いなどの時に感じるような、ボォーっとした感じの痛み方でした。

この頭痛なんですが、血糖値が正常な値の状態から、高血糖になればもちろん痛みを感じるんですが、逆もまた然りなところが玉にきずなんです。というのも、血糖値に関わらずある程度高血糖であっても、その血糖値が一定に保たれている場合、その血糖値から少し血糖値が下がった状態になっても、頭痛を感じてしまうんです。

たとえば、いつも血糖値が平均で200mg/dLくらいだったとします。そのとき、もちろん食後を取れば、血糖値は上がり頭痛を感じます。ですが、運動をしたり、食事を抜いたりなどして、一時的に血糖値が150mg/dLになったときにも頭痛は感じるんです。(あくまで個人の感想です)

理由はわかりませんが、僕の経験では、身体が慣れから逸脱すると、異常だと感じて、痛みを引き起こすんだと思います。なので、平均血糖値がある程度高い状態にいると、血糖値が上がっても、下がっても、頭痛を感じなければいけなくなるので、結構ややこしいです。

傷・風邪などの他の病気が治りにくい

糖尿病になると免疫力が低下するとよく言われていますが、まさにその通りです。怪我をしても、今までなら一日や二日で塞がっていた傷口は1週間しても塞がりませんし、風邪も寝ても治りにません。ましてや風邪薬を飲んでも、症状だけがなくなるだけで、根本の解決にはなりません。

免疫力が低下しているので、治りにくいだけではなく、季節の病気にかかりやすいという点も気をつけなければなりません。

糖尿病と言うと、血糖値や糖質だけに気を遣えば良いと感じてしまいがちですが、それと同じくらい他の病気にかからないことも大切だということも忘れないようにしてください。

血糖値を注意された後どうするかが大切です

健康診断や定期検診、他の症状で掛かった病院での血液検査などで、血糖値が正常値(80~110mg/dL)よりも少しでも高いと、「食事に気をつけてくださいね」「血糖値がちょっと高いので、糖尿病にならないように運動してね」と言われたりします。

僕は中学生の頃に血糖値が130mg/dLで注意を受けたとき、「まぁちょっと気にすればいいんでしょ」くらいに思っていました。ですが、その気の緩みが結果として、それ以上の高血糖をもたらし、その後の人生に大きな影響を与えています。

「健康寿命を伸ばそう!」みたいなことを言われてから、血糖値が少々高かったり、血圧が高かったりで、口うるさく言われるようになりました。数値の面でも、正常値の上限が低くなってきているようにも感じます。

運動や食事療法はめんどくさいですし、医者の話や周りからの声は鬱陶しく感じるかもしれません。ですが、それで血糖値が200mg/dLにも、300mg/dLにもなっては意味がありませんし、後戻りができなくなります。

初期の段階であれば、少しだけ食事に気を遣って、運動を取り入れるだけで、多くの場合は血糖値もヘモグロビンA1cも正常値になります。また、多少進行していても、一時的にインスリンや薬を投与し、ある程度下がれば、インスリンからも、薬からも離脱できる可能性があります。

「糖尿病」や「糖尿病予備軍」と呼ばれるのは、嫌かもしれません。であれば、血糖値を注意された時点で、少し生活を見直してみましょう。生活を見直し、生活を改善できるかどうかが、その後の人生を左右すると言っても過言ではありません。

一度どこかで糖尿病や血糖値を注意された方は、自己血糖測定器で自分の血糖値を定期的に測ることをオススメします。

さいごに

糖尿病は合併症もありますし、一生付き合っていかなければならない病気なので、たしかに嫌です。ですが、糖尿病になったことで、食事にも気を遣うようになりましたし、身体も鍛えるようになりました。もし、あのとき糖尿病にならずに、そのまま暴飲暴食、運動不足が続いていたらと思うと、ゾッとします。

病気になることは辛いですが、それを上手く乗り越えられれば、それをうまく活用できれば、それはそれでいいんじゃないでしょうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください