【感想】『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』を読んで感じたこと

久々に良い本を読んだなーと思いました。

内容自体はありきたりなんだろうなぁと思いながらも、最後に涙を流している自分がいたときには、僕にとってこの本は必要な本だったんだろうと思うことができました。

読み終わって、なんとなく自分の中での気持ちだったり、考えだったりを少しまとめてみたくなったので、書評という感じで堅い内容ではなくて、感想を書きたいと思います。

この本を選んだワケ

Amazonや楽天などネットで本を買うときは、「この本を買う!」って決めてるときか、書店に行ったんだけど売り切れや書店の都合により置いてないときに買うんですが、書店で買うときってやっぱり何か心を動かされる本を選んでしまうんです。

今回この「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」はタイトルに魅かれましたね。

「自分の人生が今日で最後ならどうするだろう?」ってつい考えてしまって、そんなことを考えている間にレジへと持っていっていました。

厚さも1cm未満で薄めの本だったので、さっくり読めるかなーって淡い気持ちも持ちながら、人生とか命、生きる意味みたいなことを考えていた時期でもあったので、一度読んでみようと思いこの本を選びました。

本の内容

二八〇〇人を看取ってきた
ホスピス医が教える、
人生にとって大切なこととは――。

「もし、今日が人生最後の日だとしたら。
あなたはどう生きたいですか?」
最後の瞬間まで、仕事に全力を注ぎますか?
それとも、愛する家族とともに過ごしますか?

後悔のない人生を過ごしてきたと胸を張れる人は、多くいません。
どんな人生を過ごしてきても、死の絶望を目の前にすると、
人は恐れ、悲しみ、後悔をします。

「人はどう生きればいいのか」
「どういう死が満足できるものなのか」
2800人の看取りを通して、学んだ「後悔のない最後を迎える」ための生き方を教えます。

今を生きる上での悩みや苦しむ
あなたの支えとなる一冊です。

(引用元 Amazon「日が人生最後の日だと思って生きなさい」

内容はタイトル通りでした。

人生の最後を迎える人たちは、人生の最後を迎えるにあたって何を感じ、何を思い、何を残そうとするのか?そして、どうやって後世に自分の意志を繋いでいくのか?

一方で、残されていく人たちは何を思い、最後を迎える家族や大切な人のために何をしてあげることが良いのか。ということについて体験談をもとに書かれています。

面白かったところ、よかったところ

「死」というのは、誰しも一度しか経験しません。周りの誰かの死は経験しても、自分の死は経験することができないので、人生の中で唯一その先がわからない経験が「死」なんですよね。

だからこそ、余命を宣告されれば、落ち込むわけですし、絶望するわけです。「なんで僕なんだ…」と。

「死」を目の前にしたときに、人はどう思い、どう感じて、どういう行動を取るんだろう?とうい疑問に対して、ホスピス医という立場から真摯に見つめている内容は本当に素晴らしかったです。

また、幸せとはなんだろう?という疑問に対しても、人生の最後を看取っている著者だからこその視点で上手く書かれていました。

「明日がある」と考えて、日々過ごしている人は多いですよね。僕もその一人です。明日がある。というのはあくまで明日までの少しの時間には、自分の身には何も起こらないという驕りがあるんですよね。

もしかしたら、明日を迎えるまでに事故に遭うかもしれない。
もしかしたら、突然病気で倒れてそのまま息を引き取るかもしれない。
もしかしたら、食中毒で死ぬかもしれない。
もしかしたら、事件やテロに巻き込まれるかもしれない。
もしかしたら、明日の朝目が覚めないかもしれない。

なんてことは誰も考えないですよね。「“自分”にはそんなこと起きない」って考えているから、明日があると驕ってしまうんです。

でも、そこで「もしかしたら、明日はないかもしれない。今日が最後の日かもしれない」って考えられるなら、“今”このときを生きていられるって幸せなんだなって思えるんですよね。

僕は体調が優れない日の翌日、朝目覚めることができると「あ、今日も生きてた」と思うことがあります。これって幸せなことなんですよね。

今生きていることもそうですし、今当たり前のように不自由なく生活できていることも幸せなことなんですよね。食べたい物が食べられる、自分の足でトイレに行ける、一人でお風呂に入れる、話せる、視える、聞こえる。これって当たり前のことなんですが、当たり前だからこそこんなことには幸せなんて感じないんですよ。

でも、当たり前のことを失うと、当たり前のことが大切なんだって気が付くんですよね。そして、当たり前のことが当たり前にできるってことは幸せなことなんだよねって気が付くんです。

病気を患い、吃音症という言葉が滑らかに出てこない症状がある僕だからからこそなのかもしれないですが、幸せってどこか他の場所ではなくて、“いまここ”にあるんだなーと深く感じました。

あえて悪かったところも

悪かったというよりも、この本の内容って結局経験した人にしかわからないんだろうなーと思いました。自分の「死」は経験できないですが、誰かの死だったり、自分が事故や病気、災害などで死を間近に感じた人でないと、心に刺さらないのかなーということも。

それだけですね。

まぁそれだけ僕の心には刺さったということです。

こういう人にオススメです!

誰の心にも刺さるわけではないので、個人的にはこんな人に一度読んで欲しいなと言う感じです。

  • 自分の「生きる意味」がわからないという人
  • なんらかの理由で「早く死にたい」と思っている人
  • 生きていても楽しくない人
  • 幸せをどこか他のところで探している人
  • 病気や障がいで苦しむ人

などですかね。

人生に悲観的になっている人や、「何で僕って生きてるんだろう?」って悩んでいる人にこそ読んで欲しいと思っています。

さいごに

人生はわからないものです。もしかしたら、明日生きていないかもしれません。明日ではなくても、数日後、数ヶ月後、数年後かもしれません。

多くの人は「明日がある」「数ヶ月後も生きている」「数年後も生きている」という想定で考えて生きています。僕もそうです。

でも、それではふと人生の最後が訪れたときに後悔するかもしれないですよね。自分だけではなくて、周りの人も後悔するかもしれません。

「いつ死んでも良いよう」にというとおかしな言い方ですが、いつ死んでも後悔がないように、「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」ということですね。

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