泣けるようになってからストレス発散法が増えた話

僕は大学3年生くらいまで泣けませんでした。「周りが感動した!」とか「この映画見たら泣ける」とか言われても泣けたことがなくて、先輩が引退するとか卒業するときに泣いている人を見ると引いてしまうくらいのどうしようもない人間でした。

でも、ある時から映画や小説、アニメで泣けるようになりました、最近だと音楽を聞いてても泣けるようにもなりました。

今回はそんな泣けるまでの話と、泣けるようになってよかったことを書こうと思います。

泣けなかった過去には何があったのか?

最初にも書いたのですが、僕は大学3年生くらいまで泣けない人間でした。泣けないというよりも感情を表に出すことが苦手でした。

  • 人前では泣いてもいいのか?
  • 人前で大笑いしてもいいのか?
  • 人前で怒ってもいいのか?
  • 人前で悲しみに暮れてもいいのか?

などなど。人前で感情を出していいものだろうか?ということ毎回考えるような人間でした。

そのためか、周りからはロボットみたいと言われたり、ムスッとしているので怒っているように見えたりすることが多かったです。(今思えばかなり損をしていますよね)

こうやって書くとかなりヤバい人間のように感じるかもしれないですが、決してヤバくはありません。友だちも少ないながらもいましたし、家族にも問題はありませんでした。

では、何が僕にそうさせたのか?理由は主に2つあります。(まとめたら1つかも)

  • アスペルガー症候群だから
  • 感情を出すのは恥ずかしいことだと思っていたから

の2つです。

僕はアスペルガー症候群という病気?障がい?を持っています。日常生活にはまったく問題はないんですが、人間関係に若干の問題を抱えています。(もちろん症状は人によります)

そのためか、人前で話すときには無意識に無表情になってしまったり、笑おうとしても顔が引きつっていたりしました。誰かに自分の感情や考えを見透かされるのが嫌だったのかもしれません。(今でも嫌ですが…)

そんなこんなで僕は大学3年生くらいまでどれだけ世間が泣ける映画と謳おうが、慕っていた先輩が卒業しようが、自分が卒業する立場になろうが泣けませんでした。

泣けるようになったきっかけ

そんな人間としてヤバい人生を約20年間ほど歩んだ僕ですが、あることがきっかけで人前で感情を表に出すようになったんです。

そのきっかけって言うのが、

彼女への告白

だったんです。告白といっても、「付き合ってください」とか「結婚してください」という告白ではなくて、事実を話す方の告白です。付き合って3ヶ月くらい経つ頃に、隠れて薬を飲んでいる僕に彼女が問いただしたんですよ。「なんで薬飲んでるの?どこが悪いの?」って。

付き合う前に「糖尿病」だって言えば、付き合ってもらえないと思っていたので黙っていたんです。でも、付き合うようになると、外食に行ったり、家で一緒にごはん食べたりと、二人で食事をする機会が増えるんですよね。なので、毎回薬を飲んでいることに違和感を感じたんでしょう。

僕も黙っていたのには理由があって、もちろん付き合ってもらえる云々もあったんですが、心配をかけたくないっていう思いと病気の自分と(それも糖尿病)付き合っていることが恥ずかしがられるんじゃないかって思いがあったからなんです。だから黙ってたんです。

けど、問いつめられたら黙っているわけにはいきませんよね。嘘つくのも嫌でしたし、好きな人を誤摩化し続けるのも嫌だったんですよね。だから、意を決して告白することにしたんです。「実は糖尿病で、毎食前に薬を飲まなきゃいけないんだ…。黙っててごめんね。」と。

そのときの彼女の言葉は今でも忘れません。

「えっ!糖尿病なの?それだけ?なーんだ。うちのおじいちゃんもそうだよw」

ってな感じでかなり軽く受け取ってもらえたことは今でも驚いていますし、彼女を選んで本当に良かったと思っています。

そんな感じで受け止められて、自分の感情を押し殺して、誰にも弱みは見せちゃダメなんだって思っていた僕の感情の糸は、その瞬間切れちゃったんですよね。プツって。で、気づいたら涙が止まらなくて、彼女になんで泣いているのか聞かれても、理由もわからないからなんにも言えず、ただ泣き続けていました。

自分の感情を押し殺して、泣くことを拒んでいたからか、それまでの涙が一気に吹き出したんだと思います。でも、このことをきっかけに僕は人前で感情を出せるようになったんですよ。

泣けるようになってよかったこと

とりあえずストレス発散方法の一つに「泣くこと」が入ったことです。

それまでは、走るとか、ドライブとか、自転車でどっかいくとか、漫才見て笑うとか、酒飲むとかくらいしかなかったんですが、どれもスッキリはしないんですよね。たしかに走るとか酒飲むってストレス発散にはなるんですけど、終った後に疲れますし、スッキリしないんですよ。

逆に「泣く」ってかなり楽で、無理矢理なくてあんまり良くないらしいんですけど、映画とか小説読んで自然に感情がブワッて出て、涙が止まらなくなるだけなんですよね。簡単じゃないんですけど、一回映画とか小説で泣けると、他の作品でも意外と簡単になけちゃうんですよね。感情移入が上手くなるというかわかりませんが、とりあえず簡単に泣けちゃうんですよ。

楽なのに、泣いた後には結構スッキリするんですよね。

あとあるとすれば、人前で感情表現ができるようになったことですかねぇ。それまではロボットとか鉄仮面的な扱いをされていたんですが、「表情豊かになりましたね」とか「若返りました?」って言われるようになるくらい、感情を表に出すことが上手くなりました。(上手くなるものではないはずなんですが…。)感情を出さずに、ムスッとしてるだけで結構損してることって多いことにこのとき初めて気が付きました。結果オーライですね。

泣いた作品を各ジャンル一作品だけご紹介。

ジャンルは小説、映画、音楽にしますかね。

小説『彼女との上手な別れ方』

小説ではこの「彼女との上手な別れ方」ではじめて泣きました。それも号泣でした。映画化もされましたが、小説の良さを留めておきたかったので、観ていません。それくらい泣ける小説です。

あれだけ泣けなかった僕が号泣するくらいの小説だったので、彼女にも「読んで欲しい」と頼んで読んでもらったところ、彼女も号泣だったらしいです。

めちゃくちゃいい話です。ぜひ一度読んでみてください!

映画『STAND BY ME ドラえもん』

映画館で初めて泣いたのがこの「STAND BY ME ドラえもん」でした。1時間半くらいの短めの映画なんですが、後半ほとんど泣いていました。それも映画館のど真ん中で。服の袖で拭いても、拭いても拭えないくらい、泣き続けました。

人前で泣けないなんていっていた僕が映画館のそれもど真ん中で号泣です。子どもの頃に観ていたはずのドラえもんでまさか泣くとは思いもしませんでした。

内容はホントにシンプルなんですよ。アニメで公開された話をリメイクしただけだと思うんです。でも、泣けるんですよ。これほど泣いた作品はないですね。まだ、ドラ泣きしていない人はぜひ一度!

音楽『The Beginning(ONE OK ROCK)』

この曲もそうなんですが、この前振り?というかMCがめちゃくちゃ心に響きました。

一歩を踏み出せないときがありました。やりたいのに、やれないというモヤモヤした気持ちがありました。そんなときボーカルのTakaさんのこの言葉を聞きました。曲を聴く前には涙がこぼれ落ちていました。曲を聴き、感情はどんどん高ぶりました。そして、聞き終えたときには一歩を踏み出していました。

人間の言葉とは不思議なものです。伝えたいことをシンプルに伝えられると、心に刺さるんですよね。グサッと。でも、清々しいんです。曲も凄く前向きで、背中を押してくれます。

もし、今一歩踏み出せていないなら、一歩踏み出してみてください。もし、その踏み出す一歩もなければこの曲を聴いてみてください。

さいごに

自然に感動して泣くことは素晴らしい行為ですね。泣くだけでこれだけ心が浄化されるなんて思ってもみませんでした。

みなさんは普段泣いていますか?
恥ずかしくて泣けないですか?
それとも泣ける作品に出会っていませんか?
泣くことに使うエネルギーなんてないですか?

泣いてないなんてもったいないです。せっかく人間に備わっている凄い機能なんです。フルに使いましょう!

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