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コナン映画って観ますか?
今年の作品は黒の組織にかなり踏み込んだ作品らしく、注目度が高いみたいですね!で、めちゃくちゃ観たいんですけど、観る前にこれまでの作品も復習しておこうということで、「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」以外の作品を公開年度順に観てみました!(最新作が一番最初で、その後は時系列です)
前置きもあれなんで、早速最新作品も合わせて感想を書いていきます!(テーマとか適当に設定してますw)
※画像はAmazonリンクになっております。(最新作はポスターを撮影しました!)
こんなこと書いています
- 1 純黒の悪夢(2016年)
- 2 時計じかけの摩天楼(1997年)
- 3 14番目の標的(1998年)
- 4 世紀末の魔術師(1999年)
- 5 瞳の中の暗殺者(2000年)
- 6 天国へのカウントダウン(2001年)
- 7 ベイカー街の亡霊(2002年)
- 8 迷宮の十字路(2003年)
- 9 銀翼の奇術師(2004年)
- 10 水平線上の陰謀(2005年)
- 11 探偵たちの鎮魂歌(2006年)
- 12 紺碧の棺(2007年)
- 13 戦慄の楽譜(2008年)
- 14 漆黒の追跡者(2009年)
- 15 天空の難破船(2010年)
- 16 沈黙の15分(2011年)
- 17 11人目のストライカー(2012年)
- 18 絶海の探偵(2013年)
- 19 異次元の狙撃手(2014年)
- 20 業火の向日葵(2015年)
- 21 雑感
- 22 さいごに
純黒の悪夢(2016年)
あらすじ
ある漆黒の夜、日本警察にスパイが侵入。イギリスの「MI6」、ドイツの「BDN」、アメリカの「CIA」など各国の諜報機関、さらにはFBIの機密データを持ち出そうとするが、間一髪のところで安室透率いる公安が駆け付ける。スパイは車を奪って逃走。高速道路で安室とのデッドヒートを繰り広げ、他の車をも巻き込む大惨事になろうとしたその瞬間、スパイの車はFBI赤井秀一のライフル弾に撃ち抜かれ、道路の遙か下へ転落していった―。
翌日、コナンたちは東都水族館へ遊びにきていた。リニューアルしたばかりで大盛況の水族館。その目玉となる巨大観覧車の下で、コナンはケガをして独りたたずむ容姿端麗な女性を発見する。見ると、左右の瞳の虹彩色が異なる、通称“オッドアイ”だった。
しかし、女性は自分の名前もわからないほどの記憶喪失状態で、所持していた携帯電話は壊れてしまっている。その記憶が戻るよう手助けをすることを約束したコナンたちは、そのまま一緒に過ごすことに―。一部始終を陰で監視していたベルモット。
そしてその場を後にしながらサイレンサーを取り出し、装着していたインカムに言い放った。「そのつもりよ、ジン。」(引用元 https://www.toho.co.jp/movie/lineup/conan-movie2016.html)
2016年今年の最新作です!
テーマは、「ダブルフェイス」。二つの顔を持つ者たちが勢揃いです!
これまでの作品とは違い、映画単体で観るとあんまり面白くはないと思います。というのも、原作とかなりすり合わせていますし、作中では事件は起きません。なので、犯人もいません。
ただ、作品自体は最高に面白かったです!最初からスピードMAXのカーチェイス!黒の組織のNo.2(?)と疑われるある女性が流した一つの情報によって、消されるダブルフェイス…。けど、その女性も記憶を…。彼女の存在と彼女の記憶を巡って、赤井秀一、 降谷 零などそうそうたるメンツが揃います!
敵と見方は明確にわかるっているんですが、見方はどうやって見方を守るのかというところが見所の一つですね!そういえば、小五郎はまったく出てこないですねw 阿笠博士のダジャレクイズはまぁ…。って感じです。
時計じかけの摩天楼(1997年)
あらすじ
青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第1弾。特殊火薬盗難事件と連続放火事件が発生、犯人と思しき男から工藤新一に爆破予告の挑戦状が届く。さらに蘭までもが事件に巻き込まれてしまい…。
テーマは「赤い糸」かな?
劇場版最初の作品なんですが、他の作品に比べかなり完成度は高いかなぁーって思いました。推理も、話の展開も、画質も、爆発もかなり完成度は高め!
ただ、最初の映画ということで手探り状態ではあるんですけど、それでもこの完成度にもってこれるのは凄いですね。
見所としては、蘭ちゃんとコナン(新一)は結ばれる運命にあるのか?結ばれたいと二人は思っているのか?ってところが最後に試されるところですね。小五郎の推理のクソっぷりもさることながら、阿笠博士のダジャレクイズはまだないのでもう少しお待ちを。
14番目の標的(1998年)
謎の毒薬のせいで子供の姿になった高校生探偵・工藤新一が“江戸川コナン”の名を使い、数々の事件を解明していくTVアニメシリーズの劇場版第2弾。毛利小五郎の周囲の人間が次々に襲われ、事件のキーワードとしてトランプが残されるが…。
(引用元 劇場版 名探偵コナン 14番目の標的 [DVD])
テーマは、「事実は真実なのか?否か?」って感じですかね?(このテーマだけで語れそうw)
コナンと蘭の話ではなくて、小五郎と妻・妃さんの話ですねー。なので、とにかく小五郎のおっちゃんがかっこよく描かれています。実は拳銃の達人だったとかね!それだけでもカッコいいんだけど、最後の最後はもっとカッコいいよ!
見所としては、犯人を追うっていのもそうなんですが、かつて小五郎が妻・妃を撃ったという事実をコナンと蘭は追うんですよ。これがまた面白いです。「撃ったことは事実でも、それが真実とは限らないんじゃないか」。果たしこの答えは出るのか…?
とりあえず、二作目でも阿笠博士のダジャレクイズは出てきません。残念。
世紀末の魔術師(1999年)
あらすじ
青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第3弾。怪盗キッドから“インペリアルイースターエッグ”を狙うと予告状が届く。コナンたちは早速大阪へ向かうが、逃走中のキッドが何者かに撃たれ…。
(引用元 劇場版 名探偵コナン 世紀末の魔術師 [DVD])
テーマは、「言葉遊び」って感じです。
3作品目では初物づくしですね。服部平次、灰原哀、遠山和葉、怪盗キッド、そして阿笠博士のダジャレクイズ!(←w)、と初めてのことが結構多いですね。そして、絵が2作目までとかなり変わってますね。今の絵に近づいてきたなぁーという印象です。
世紀末の魔術師ということで、推理も、仕掛けも、予告状もかなり凝ってますね。コナンの良さがかなり出てるんじゃないかなーって思います。それをサポートするキッドもまた良いですね!
見所は、コナン、犯人、怪盗キッド、そして世紀末の魔術師の闘いでしょうね。世紀末の魔術師とは直接闘うわけではないんですが、頭脳戦ってところです。3作品目ですが、最近の作品を凌ぐ面白さであることは間違いないですね。
阿笠博士の作ったチョーネクタイ型変声機の使われ方も映画独特な感じが好きです!
瞳の中の暗殺者(2000年)
謎の毒薬のせいで子供の姿になった高校生探偵・工藤新一が“江戸川コナン”の名を使い、数々の事件を解明していくTVアニメシリーズの劇場版第4弾。現職刑事が次々に射殺される事件が起き、やがて蘭も事件に巻き込まれ記憶喪失になってしまう。
(引用元 劇場版 名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 [DVD])
テーマは、「記憶のほどき方」です。
この作品では毛利蘭が記憶喪失になります。なんで記憶喪失になるのかは作品を見ていただければわかりますが、どうやってその失った記憶を取り戻すのかってところが面白いところですね!舞台はリアル世界でいうところのディズニーランドです。トロピカルランドっていうらしいです。
公衆電話とかでやり取りしているところを見ると時代を感じますねぇ。
この作品はかなりミステリアスで、コナンらしくて、展開も最高に面白いので、ファンの中でも上位にランクインするんじゃないかなぁー。
最後に蘭ちゃんが蹴りでナイフを壊すところを見ると、蘭ちゃんには手を出さない方が良いことがよくわかりますねw
天国へのカウントダウン(2001年)
青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第5弾。キャンプの帰りに日本一の高さを誇るツインタワービルを訪れたコナンとクラスメイトたち。ところがビルの関係者が次々と何者かに殺害され…。
テーマは、「想い」って感じですかねぇ。誰かへの想い、何かへの想い。想いが故に人を殺すし、想いが故に誰かを救う。
コナン映画の中でも1、2を争う爆発っぷりは見物です。
で、初めて出てきた黒の組織のジンとウォッカ。と、黒の組織から逃げてきた灰原哀の姉への想いをうまく描いてますよねぇー。そして、阿笠博士のダジャレクイズはクソ面白くないです。さすがです。小五郎さんは眠ってないのに辻褄が合っちゃいますし、いろいろ見所は多いです!
ベイカー街の亡霊(2002年)
あらすじ
謎の毒薬のせいで子供の姿になった高校生探偵・工藤新一が“江戸川コナン”の名を使い、数々の事件を解明していくTVアニメシリーズの劇場版第6弾。体感シミュレーションゲーム“コクーン”によって100年前のロンドンに迷い込んだコナンの活躍を描く。
テーマは「未来のあり方を問う」って感じです。
劇中では「日本という国のリセット」って言葉が何度か出てきますが、全体では「今」の世の中から「未来」をどう変えていくのか?そして、どうすれば良くなっていくのか?を問うている感じがしました。
コクーンと呼ばれるヴァーチャルな世界で繰り広げられる本作品は、現代のVRを想定して作られてたらなマジで凄いですね。コナン映画の中でも唯一のヴァーチャル世界であり、海外ってのはこの作品ならではです。
コナン(新一)と父・優作の二人がヴァーチャル世界とリアル世界で同時に推理を進めていく感じもまた面白さの秘訣ですかねぇ。ただ、阿笠博士のダジャレクイズは寒過ぎますねw
親という変えることができない選択肢の中で、子どもを未来をどうすれば良くできるのか?って視点でこの作品を見ると現代を俯瞰できると思います。
迷宮の十字路(2003年)
あらすじ
青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第7弾。仏像や古美術を狙う窃盗団のメンバーが次々に殺される。同じ頃京都で仏像の捜索をしていたコナンたちは窃盗団を追ううち、この殺人に気付き…。
テーマは、「初恋」。「思い出」でもいいかなぁーって思ったんですが、やっぱり初恋ですかね。
舞台は京都。もちろん服部平次と遠山和葉も出てきますよ!コナンよりも服部がメインの映画な感じはしますよねぇ。剣道で闘う服部も、刀で闘う服部もカッコいいですよね!
気になったのはこの映画から映像が綺麗になってます。あと見せ方もかなり上手くなってるなぁーって思いましたね。特にバイクシーンの見せ方ですね。客観的な見せ方ではなくて、主観的な見せ方は絶妙でワクワクしますよね!
あ、工藤新一も出てきますよ!一瞬ですけど。わざわざ薬飲んだり、酒飲んだりで、大変な思いをしてまでも服部や和葉、蘭ちゃんを助けたいって思うのは新一・コナンらしいですね。
阿笠博士のダジャレクイズは毎回のごとくつまらないですねw 小五郎さんのクソ親父っぷりも見れますよ!
銀翼の奇術師(2004年)
あらすじ
高校生探偵・工藤新一が“江戸川コナン”の名を使い、数々の事件を解明していくTVアニメシリーズの劇場版第8弾。舞台女優・牧樹里が怪盗キッドの犯行予告状を持って毛利探偵事務所に現れる。そこには“運命の宝石”を盗み出すと書かれており…。
テーマは、「くせ・習慣」。これが事件の鍵になりますね。
個人的にはこの作品を境に、コナン映画の良さを失った感じがしていますね。面白いんですが、何を訴えているのかわからないかんがしますねぇ。あと、ミステリー感もさほど感じないですね。
作品を観ればわかりますが、かなりキッドが出てきますよ!キッドファンにはたまらない作品ですね!あ、でも、キッドの姿ではないですねw 変装したキッドばかりですw
見所としては、コナン映画では唯一の小五郎の妻・妃さんが推理します!それと阿笠博士のダジャレクイズではなくて…、キッド(新一に変装)がクイズを出します!面白くもなんともないですがw ミステリーとしてはいまいちですが、空を舞台にした壮大な感じはこの作品ならではですね!
水平線上の陰謀(2005年)
あらすじ
青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第9弾。太平洋上を航海する豪華客船内で殺人事件が起こり、船に乗り合わせたコナンと小五郎は早速捜査を開始。過去と現在が複雑に絡み合う事件が幕を開ける。
テーマは、「殺意と思いやり」。
今作品の舞台は「豪華客船・海」です。前作品が飛行機・空だったので、比較してみると面白いですねぇ。波や空の描き方が上手過ぎますね!
練られた感じのミステリーではないですが、何重にも罠がしかけられている感じはやっぱりコナン作品ならではですね。コナンくんの推理ももちろんですが、小五郎さんの推理もかなり見物ですね。やっぱりダンディなおっさんが眠らずに解決するところは圧巻です!
阿笠博士のダジャレクイズは、光彦たちにそそのかされたのであんまり面白くないですねw
探偵たちの鎮魂歌(2006年)
あらすじ
高校生探偵・工藤新一が“江戸川コナン”の名を使い、数々の事件を解明していくTVアニメシリーズの劇場版第10弾。コナンの正体を知る謎の黒い影にコナン、平次たちが決死の戦いを挑む。小五郎とコナンたちは謎の招待を受け、ある巨大な城へ向かうが…。
テーマは、「信頼」。
蘭ちゃんや光彦たちを人質に取られたコナンと服部、小五郎、怪盗キッドが謎に挑む今作品は、あんまり評判よくなかったですよねw 個人的には、結構好きなんですけどねぇ。(あ、光彦の声変わってますよね!)
ヒントが与えられるだけで、何を解決すれば良いのかわからない謎に挑むのがこの作品の肝なんですが、なんだかんだでキッドや、小五郎の妻・妃さん、大阪府警の大滝警部に助けられるんですよね。(大滝警部と高木刑事は被害者ですよねw)
あ、阿笠博士のダジャレクイズはないですよ!その代わりに蘭ちゃんからクイズが…。
紺碧の棺(2007年)
あらすじ
青山剛昌原作のミステリーアニメ『名探偵コナン』の劇場版第11弾。太平洋に浮かぶ“神海島”へ、小五郎と共にバカンスに訪れたコナンたち一行。島に居合せたトレジャーハンターがサメに襲われ死亡したことから、コナンは捜査を開始する。
(引用元 劇場版 名探偵コナン 紺碧の棺 [DVD])
テーマは、「相棒」でしょうねぇ。それも背中を託せる相棒ですね。
「水平線上の陰謀(ストラテジー)」とは違った海の描き方をしている作品です。海賊とかお宝探し、島、ダイビングなど画質が綺麗で、波の描き方が上手いコナン映画ならではって感じがします。いつ観ても海とか波とか自然が綺麗ですよね!
ラストの脱出シーンは壮絶ですし、最後の最後にやっと爆発するんですよねw 映画でしか爆発できないので、いつ爆発するのか楽しみなんですけど、最後だけでしたw
阿笠博士のダジャレクイズは平常運行で、光彦の声が元に戻ってます。
戦慄の楽譜(2008年)
あらすじ
人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版第12弾。音楽家ばかりを狙う連続殺人事件が発生する。そんな時、コナンたち一行は元ピアニスト・堂本一揮が作った音楽ホールのこけら落としコンサートに招かれるが、コナンが襲われ意識を失ってしまう。通常版。
テーマな、「差」。気持ちの差、音の差。いろいろな差がこの映画では上手く描かれている感じがしますね。犯人になるかならないかの「差」って、現状を受け止められて、それを認め、許せるかなんだろうなぁと思いました。誰しもが犯罪を犯す立場にいる。けど、その一線を越える越えないかは、ちょっとした差なんですよね。
この作品は、コナン(新一)のいろいろな面が観れるところが面白かったです。オンチなコナン、図々しいコナン、絶対音感を持つコナン、改めてサッカーの上手さを見せつけるコナン、誰かを助けたいって思いを見せるコナン。オンチなコナンが観れるのはこの映画だけですね!めちゃくちゃオンチです。でも、絶対音感は持ってます。謎です。
で、阿笠博士のダジャレクイズはいつも通り面白くも何ともありません。ただの親父ギャグですね。あと、小五郎さんの推理もクソですね。平常運行ありがとうございますって感じですw
漆黒の追跡者(2009年)
あらすじ
人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版第13弾。東京、神奈川、静岡、長野で6件の連続殺人事件が発生。警察の捜査会議に参加したコナンは、そこで刑事に変装した黒ずくめの組織のメンバーを発見する。シリーズ史上初のゲスト声優にDAIGOを起用。
テーマは、「思い込み」。目の前で起こることが事実なのか否か?思い込みが事件の鍵ですね。(あくまで個人的見解)
劇場版では久々に登場の「黒の組織」が全面的に出てくる本作品。上手く事件と黒の組織を絡めて作ってるなぁという印象と、今後のコナンと黒ずくめの行く末を左右する感じがしました。黒の組織の真実に早く行き着いて欲しいという気持ちがあるけど、一方でまだまだ知りたくないなぁという気持ちもあって複雑な感じがしました。
そして、本作品では佐藤刑事の頭がかなりキレてますね!他の映画とか原作でも比較的キレてる感じの刑事なんですが、どの作品よりも頭がキレッキレですね。目の前の事件と、その裏で起こっている事件への嗅覚は凄いですね。なので、カッコいい佐藤刑事を観るならこの作品ですね!
阿笠博士のダジャレクイズはなんと2回実施されますw 2回目が事件の鍵になるんですよね!やるじゃん博士!
天空の難破船(2010年)
あらすじ
青山剛昌原作TVアニメの劇場版シリーズ第14弾。怪盗キッドを捕まえるために仕掛けられた一大プロジェクトの最中の世界最大の飛行船が、テロリストたちに襲撃された。船内のいたるところに爆弾を仕掛けられ、細菌をばら撒かれてしまうが、飛行船に乗り込んでいたコナンが、少年探偵団の協力を得て爆弾を一つずつ解除し、テロリストへの反撃を開始する。
テーマは、「陽動」。如何に人を騙し、目の前で起こっていることを真実だと思わせるかが今回の作品の鍵ですね。
舞台は「空・飛行船」。飛行機とは違って船内が広いので、そこで繰り広げられる犯人たちとの闘いは圧巻です!そのときの音楽も絶妙なんですよねぇ。カッコよさを引き立たせてくれる音楽演出はコナン映画ならでは!
本作品でもそうですけど、コナンとキッドって意外と手を組むんですよね。しかも、息ぴったりで。捕まえたいのか、捕まえたくないのかわかんないですねw
もちろん!阿笠博士のダジャレクイズはありますが、ダジャレは忘れた頃にやってくるって感じです。小五郎さんの声優さんがこの作品を境に変わっていますね!
沈黙の15分(2011年)
あらすじ
青山剛昌原作TVアニメの劇場版シリーズ第15弾。突如、朝倉都知事に謎の脅迫状が届き、翌日、都知事が開通した新地下鉄トンネルが爆破される。コナンのおかげでケガ人を出さずに済んだが、犯人が再び大惨事をもたらしかねないと、コナンは朝倉都知事の経歴を調べ、国土交通大臣時代に建設したダムの関係者の捜査を開始する─。
テーマは「閉ざされた記憶」。かつての事件で記憶を失ってしまった少年をめぐる話ですね。
公開される時期は毎年GWなので、雪国が舞台になっているのはちょっと違和感がありますよねw ただ雪国ならではの内容なので、結構面白いです。スノボーもそうですし、ダイヤモンドダストも、雪崩もそうですねぇ。上手く使ってますよね!コナン映画ならではの爆発っぷりもありますし、見所は結構あるかと。
阿笠博士のダジャレクイズもありますし、灰原クイズもあります!
映画でいつも思うんですが、コナン君ってただの危ない少年ですよね。飛び降りたり、雪崩引き起こしたり、高速道路をスケボーで逆走したりとかなりというか超ヤバい行為を連発してますよねw(「良い子はマネしないように」って書いておくべきですねw)
11人目のストライカー(2012年)
あらすじ
人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版第16弾。11月20日(日)、東都スタジアム。少年探偵団や灰原と一緒に江戸川コナンはサッカー観戦を楽しんでいた。一方、同時刻。突如、毛利探偵事務所に大規模爆破を予告する電話が掛かり…。ゲスト声優は桐谷美玲。
テーマは、「プロ意識」。プロならできないこと、不得意なことを言い訳にしない。もちろん、犯行理由にも使わない。そんなことを上手く表現していましたね。
コナン映画の中で一番サッカーサッカーしている作品ですね。タイトルからそうですもんねw 出演者もサッカー関係者が勢揃いですね!キングカズこと三浦知良選手、元日本代表の遠藤選手など、もちろん本業じゃないので上手くはないんですが、盛り上げ役としては最高ですね!
この映画じゃなくてもわかるんですけど、コナン君ってサッカー上手いっすよね。その辺のプロより上手くないか?って思うほど。少年探偵団もかなり上手い気がします…。やっぱり映画ですねw
最近の阿笠博士のダジャレクイズは、少年探偵団の3人が答えるというよりも、周りにいた大人たちが答えるケースが多いですね。しかも、あっさり答えられるので歯ごたえなしですね。もっと、捻った方がいいよ阿笠博士!
絶海の探偵(2013年)
あらすじ
青山剛昌原作『名探偵コナン』の劇場版第17弾。京都・舞鶴湾で行われたイージス艦の体験航海に参加したコナンたち。しかし突如、謎の襲来を受け、自衛隊員の左腕が艦内で発見される。捜査に乗り出すコナンたちは、艦内に某国のスパイがいることを知る。
テーマは、「捜索」。犯人の捜索と、海に落とされ流されてしまった蘭の捜索がメインでしょうね。
コナン映画の中では一番爆発しないかもしれないですねぇ。ただ、事件の内容は国家テロなので、かなり大規模化です!イージス艦を舞台にした映画なのでちょっと専門的な感じがしますが、そこはコナン映画ですね、上手く説明つけたりしてますね!
最後にコナンが事件の真相をつかんだ時の感じが、なんとなくガリレオの湯川先生を思い出させましたねw 「うん?パクリか?」って思うくらいかなりw
阿笠博士のダジャレクイズは相変わらずのクソっぷり。でも、なんだかんだで舞台になる場所とか内容に絡めてくるのはさすがですね。
異次元の狙撃手(2014年)
あらすじ
人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版第18弾。日本一の高さを誇るベルツリータワーから絶景を楽しんでいたコナンたち。ところが一瞬の閃光の後、ライフル弾がガラス窓を突き破り、男が狙撃されてしまう。ゲスト声優は福士蒼汰とパトリック・ハーラン。
テーマは、「模倣」。伝承とかでもよかったんですが、伝承だとコナン側の視点が薄れるかなぁーということで模倣。技術をまねる、地形をまねる。今回の作品はそんな感じですね。
「赤井秀一(あかい しゅういち)」を回想させる作品だったので、かなり注目度が高かったことを覚えていますね。一応原作内では死んだことになっていたり、どこかに潜伏していたりとあやふやな感じになってますが、どんどん明らかになっていきますねぇ。最後の「沖矢昴(おきや すばる)」の変化が気になりますね。
あ、あとネット社会というか現実の社会と話を合わせてくるのが上手いですね。スカイツリーもでてきますし、事件のネットでの拡散力も上手く活用されてます。時代の流れを感じるならコナン映画はもってこいかもしれないですねw(こち亀だと最先端過ぎるんですよねw)
阿笠博士のダジャレクイズは相変わらずで、灰原クイズとなります。以上。
業火の向日葵(2015年)
あらすじ
人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版第19弾。大富豪が集まったオークション会場で、ゴッホの名画「ひまわり」が鈴木財閥によって落札された。毛利小五郎ら“7人のサムライ”が絵画を守るために招集されたその時、怪盗キッドが現れ…。
テーマは、「後悔」。過去のある後悔が今回の事件を引き起こし、今回の事件を解決します。
2010年以降の作品の中では一番面白いかなぁって思います。なんと言っても、最初からエンジン全開感は昔のコナン映画を思わせてくれましたね。なんとなくですが、これまでのコナン映画を上手く利用した感じがします。「天国へのカウントダウン」「沈黙の15分」「銀翼の奇術師」などいいとこ取りをした感じがしましたねぇ。
ただ、キッドの使い方が一辺倒になりつつある感じもしますし、犯人を最後までちらつかせない感じもありふれてきた感ありますよね。壮大なイメージがあるので、観終わった後は楽しさとか迫力が残るんですが、ちょっとしてからよくよく考えると「うーん、やっぱりベイカー街の亡霊のが面白かったよなぁ」って思ってしまいますねw
阿笠博士のダジャレクイズは、博士の大人げのなさが最低ですねw
雑感
コナン映画を全作品時系列に観て思ったことは、
- 最初の方に作られた作品の方が面白かった(水平線上の陰謀くらいまでかな)
- 序盤の方が爆発感はあった
- 最新作になるにつれ原作との擦り合わせが行なわれている
- 映画のキッドは救世主
- 主要キャラの声優が変わると作品が違って感じる
- 時代を上手く取り入れてる
- テーマがなくなって、迫力重視感は年々増している
原作者である青山剛昌がどこから手を出し始めたのかは知りませんが、新しい作品は原作を意識して作っている感じがします。特に、黒の組織が出てくる作品ですね。もちろん、黒の組織やキッドを使えば、そのファンを取り込めるので使うんだと思うんですが、劇場版じゃなくてもいいんじゃない?って思いました。
序盤の作品の方が、映画ならでは感はあったんじゃないかなぁーって思います。特に、「ベイカー街の亡霊」とか「瞳の中の暗殺者」なんかは、映画だからこそできる話だなぁーって感じですよねぇ。壮大感というか原作ではできないことをやっている感じが凄い好きです。
キャラにもよるんですが、声優が変わると作品が違って感じませんか?特に小五郎の変化は大きかったですね。個人的には、光彦の声が変わったときの作品(紺碧の棺)は気持ち悪かったです。
ドラえもんとかクレヨンしんちゃんとかと違って、かなり時代の流れを汲み取っている感じはしますね。特に電話ですね。初期の頃なんて公衆電話ですし、それがガラケーに変わって、スマホに変わっているのってやっぱり時代ですよね。
これは個人的に残念な部分なんですけど、伝えたい想い的なところ?テーマっぽいものは年々薄れてきてるなぁーって思います。序盤であれば、結構その辺が明確だったから面白かったんですが、最近は徐々に迫力重視で、ワクワク感が大事みたいな感じが強いですよね。(観客もそれを求めてるのかもしれないですが…)なので、観終わった後に何かを考えることは減ったなぁという感じです。
さいごに
なんだかんだいってもコナン映画は何度も観ても面白いですね。でも、やっぱり序盤の作品の方が作品力というか、面白さはあったなぁーと思ってしまいます。
いろんな人がいろんな意見を持ってるからこそ、ここまで愛され続けているのかなーなんてことも思いますね!ぜひ、このGWはコナン祭りしてください!
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