【行動に移す前に】「死にたい」「消えたい」という悩みとの上手な付き合い方

あなたは、生き辛さを感じたり、自分の存在意義や役割がわからなくなってしまい、「もう死んでしまいたい…」「どこかに消えてしまいたい…」と思い悩んでいないだろうか?

僕はそう思い悩んでしまうことは、決して悪いこと、ダメなことではないと思っています。むしろ、人が成長して行く、生きて行く上では誰しも通る道なのではないかと思っています。ですが、その悩みを行動に移してしまうこと、つまり、死んでしまうこと、消えてしまうことは、やっぱりダメなことなんじゃないかと思います。

ここでは、過去に僕が「死にたい」「消えたい」と悩んだときに、どのように考え、どのようにその悩みと付き合っているのか?についてお話ししようと思います。

なぜ人は「死にたい、消えたい」と思うのか?

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まず、人がなぜ「死にたい」「消えたい」と思うのか?について、僕の経験を元に考えてみようと思います。

自分の意志とは関係ない困難が襲いかかるため

生きていれば多少の困難もあります。ですが、それが自分の意志とは関係なく、自分の想像していた人生とはかけ離れた困難の場合、人は生き辛さや自分の弱さを感じてしまいます。

たとえば、病気や事故、誰か大切な人の死、いじめ、虐待、リストラなどがそれに当たります。

就職活動に上手くいかない、受験に落ちるなどは、自分の努力である程度どうにかなるので、立ち直ることは比較的簡単ですが、自分の意志と関係のない困難は人を苦しめます。

その困難が大きかったり、積み重なることで、「もう死んでしまいたい…」「どこか遠くに消えてしまいたい…」と悩むわけです。

関連記事:『生きるのが辛い…』と悩む理由と乗り越えるために日々意識したい9つのこと

理想と現実にギャップを感じるため

ギャップ

人には誰しも「こうなりたい」という憧れがあり、その憧れに向けて努力をしますし、周りの人に負けまいと争おうとします。

ですが、そんな憧れや努力とは裏腹に自分の実力のなさや才能のなさ、周りと自分との実力差を感じてしまうことも事実。受かると思っていた大学に落ち、内定が取れると思っていた企業に落ちる。また、同僚は出世する一方で、自分はまだ平社員のままなんてこともあるかもしれません。

理想に描いた自分になりたいと努力してきたつもりなのに、ふと立ち止まって現実を見てみると、理想と現実の間に膨大な壁があることに気づきます。そして、その現実を見たとき、人は絶望し、自分の不出来を悲観的に感じ、「もう死にたい…」「消えてしまいたい…」と思うわけです。

自分の存在意義、生きる意味がわからなくなるから

孤独

人はどこかで「自分は社会に対して何かしら(目に見える形で)影響を与える人間だ」「自分は多くの人から求められる人だ」と思い込んでいます。(もちろん、実際に社会に対して何かしら影響は与えますし、人それぞれ多かれ少なかれ求められる人間であることは確かです。)

そのため、集団の中で埋もれたり、何も影響を与えていないと感じたり、いじめに遭うと、「私の存在意義って何だろ…?」「僕の生きている意味が分からない…(僕じゃなくて、他の人でも良いじゃないかな…)」と悩んでしまいます。

そして、その悩みに対して明確な答えを見出そうと考えるわけですが、どんどん自分の存在意義や生きている意味がわからなくなり悪循環に陥ってしまいます。この悩みに明確な答えがあるのかは誰にもわかりませんが、考えれば考えるだけ答えは出てこなくなることは事実です。

その結果、「生きてる意味なんてないから死んでしまいたい…」「何もできないなら消えてもいいかもな…」と悩んでしまうわけです。

「死にたい」「消えたい」と悩んでいるのはあなただけではない

すべての人がそうではないですが、誰しも一度や二度「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるはずです。それは前述のように、生き辛さを感じたり、理想と現実にギャップ(自分の不甲斐なさ、周りからの期待に応えられない愚かさ、周りとの実力差など)を感じてしまったり、自分の存在意義がわからなくなってしまうからです。

かく言う僕もその一人でした。僕が「死にたい」「消えたい」と思っていたときは、「なんで僕だけが…」「どうして僕が…」と一人悩んでいました。ですが、僕よりも辛い状況、苦しい状況の人なんてたくさんいることを知りました。彼らも同じように「死にたい」「消えたい」と思ってもおかしくないくらい辛い状況にいるはずなのに、でも彼らは必死に生きていました。だから、僕ももう少しだけ頑張ろうかなって思えました。

だから覚えておいて欲しいです。あなただけが苦しいわけではないと。「死にたい」「消えたい」と悩んでいるわけではないということを。

でも、無理はしないでください。本当に苦しくて、辛いなら、一度立ち止まって休んでください。目の前から逃げてもいいです。ぜひ、「死にたい」「消えたい」という思いを行動に移さないようにして下さい。

今「死ぬ、消える」必要はあるのか?

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人はいつか死にます。死ぬ理由は、年齢や病気、事故、災害などさまざまです。どんな理由であれば、人はいつか死に、どこか遠くへと消えていきます。そしていつか誰かの記憶からもなくなります。(よっぽど歴史的に有名にならない限り)

カナダを代表する世界的な小説家マーガレット・アトウッドの『昏き(くらき)目の暗殺者』にこんな一説があります。

結局、わたしも不死身ではないようで、あとは瓶の中の予言者みたいに、どんどん縮み、ますますくすんで醜くなるだけ。むかしむかし、“死にたい”と呟いていた私だが、気づいてみれば、その望みが叶わんとしている。

(引用『昏き目の暗殺者』)

どんなに成功した人生であっても、どれだけ辛い人生であっても、人は必ず死にます。それは生きている人に唯一共通した人生の通過点です。世界を代表する作家でもそのことを理解し、小説の一説に書き留めています。

たしかに、生きていたとしても必ず良いことがあるとは限りません。多くの人にとっては辛いことの方が多いかもしれません。ですが、あなたが“”生きていることは、誰かの励みになっていたり、誰かの支えになっていることも事実です。これはあなたが生きているからこその事実です。

そして、彼らにとっては、あなたが“今”死んでしまうこと、消えてしまうことは、非常に辛く、残酷なことなんです。病気や事故ならともかく、自ら命を絶つこと、自ら存在を消してしまうことは、誰かの悲しみに繋がっています。これだけは、ぜひ覚えておいて欲しいです。

そこでもう一度考えてみて欲しい。今死ぬ必要はあるのか?そして、消えてしまう必要はあるのか?と。あらゆる経験の中で、唯一後戻りできないのは“死”です。ぜひ、行動に移す前にもう一度考えてください。

本当は死にたくも、消えたくもないはず

今どれほど辛くても、どれほど悩んでいても、実際に死のう、消えようとなんて思っていませんよね?もし実行に移そうと思っているのであれば、ここにはたどり着いていないはずです。

なんとか今の苦しみや辛さ、悩みから解放されたいと思っているはずです。

僕もそうでした。辛くて、苦しくて、布団に入れば泣くような日々が続いていました。ですが、死ぬのが怖くて、誰かの記憶から消えてしまうのが怖くて、実行には移せませんでした。だから、今こうして書いていますし、そういった思いを持つ人を一人でも多く救いたいと思っています。

「死にたい、消えたい」と思う一方で、その思いを実行に移せない“今”は非常に辛いと思います。そんな方に、その気持ちとの上手な付き合い方を紹介しようと思います。

関連記事:死ぬのが怖いと思うのは生きている証だと思う。

「死にたい、消えたい」という気持ちと上手に付き合う6つの方法

生きていれば苦しいときも、辛いときもあります。そんなときに「死にたい…」「消えたい…」と思ってしまうのは、おかしいことではありません

ですがやはり、その思いを行動に移さないで欲しいです。

その「死にたい…」「消えたい…」という気持ちと上手く付き合っていくために、僕が日頃から意識し、気をつけていることを紹介しようと思います。

辛い気持ちを誰かに吐き出す

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自分はどういう悩みを抱えているのか、何に苦しんでいるのか、何が辛くて、何から解放されたいのか?人は、意外と自分では何に苦しんでいるのか?何に悩んでいるのかわかっていません。そして、そんな不明確な悩みを一人で抱え込むのは非常に危険です。

なので、辛いと感じたり、悩んでいるのであれば、まずは誰かに吐き出してみてください。答えを求める必要はありません。誰かに吐き出し続けると、どこかのタイミングで、「あ、僕はこんなことが辛かったんだ…」「私はこんなことに悩んでいたんだ…」とわかる時がきます。

そして、その辛い思いや苦しみの理由がわかれば、意外と心が楽になります。今辛かったり、悩むのは、その原因が不明確だからです。なので、辛いときや苦しいときは、まず誰かに吐き出してみてください。

もし、身近に苦しみや辛さを吐き出せる人がいないなら、医療機関や地域のカウンセラーの人に相談してみましょう。

辛い気持ちを書き殴る

「誰かに吐き出すと良い」と書いてみたものの、誰かに話したくもないし、誰かに聞かれたくもない、また話せるような相手もいないということもありますよね。(僕にもそういう時期がありました…)

そういうときは、紙に辛い気持ちや悩んでいる気持ちを書き出してみるといいですよ。形式とかフォーマットとか一切なしで、思ったことととにかく紙に書き出す。「辛い」でも「〜さんムカつく」「何で自分だけできないんだ!」など悩みや辛さをそのまま書き出しましょう!

同じ言葉でもなんでも思ったことをとにかく書く。これに尽きます。そして、疲れたら、一旦辞めてみる。そうすると、自分の思いが言葉として目の前に出ているので、辛さとか苦しさが
悩んでいたときよりも明確になってると思います。

「辛い気持ちを誰かに吐き出す」のときにも書いたんですが、辛さや苦しみが明確になると、意外と気持ちとか心がスッキリするんですよね。なので、もし話す相手がいない、話したくないという場合は、ぜひ自分の思っていることを紙に書き殴ることをオススメします!

自分の首を絞める考えを手放す(固定観念、先入観、虚栄心などを捨てる)

「死にたい…」「消えたい…」と悩み苦しむ人の多くは、「こうじゃなきゃいけない」「こうするべきだ」と自分の首を絞める傾向があります。

受験であれば、「不合格はあってはならない」、就職活動であれば「内定がないことことはダメなこと」「内定を取ることは至極当然のことだ…」と自分の首を絞めています。いろんな場面で自分の首を絞め、自分を苦しめ、悩ませてしまっています。

もしかしたら、周りの人も、あなたの首を絞めているかもしれません。ですが、周りの人にはあなたの人生を背負うことはできません。もし、その人たちの言うことを聞いて行動しても、きっと後悔します。そして、その後悔がまたあなたを苦しめます。

周りがなんといってこようと、それはあくまで周りの“意見”です。今本当に辛くて、苦しくて、逃げ出したいのであれば、逃げ出すことも一つの選択です。ぜひ、今あなたの首を絞めている考えがあるなら、その考えを一度手放してみることも良いと思いますよ。

関連記事:先入観を捨てるよりも、先入観の使い方を変えてみれば?

生きていると実感できることをする

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苦しんでいたり、辛い思いを抱えたままでいると、自分が生きているのか死んでいるのかがわからなくなるような感覚に陥ります。それは存在意義や役割がわからないからかもしれません。

ですが、存在意義や生きる意味よりも、「今生きてるんだ!」って実感できることの方が大切です。

僕は「生きてる!」「自分の心臓が動いてる!」って感じた瞬間に、死ぬのが怖くなりました。今この現実から、自分という存在が消えること、そして、この心臓の鼓動がなくなることにゾッとしました。

今生きてるって感じることは世の中にはたくさんあります。バンジージャンプやジェットコースターのように絶叫できるようなこと、ライブやスポーツ観戦などで心を振るわせる体験、滝に打たれるようなガクブルするような体験などたくさんあります。どんなことでも良いので、自分は今生きているんだ!って実感できるようなことをやってみてください。

とにかく笑う

笑う

「笑う」という行為は、どんなことにも効果があるみたいです!病気だと、精神的な病気(うつ病など)から生活習慣病(ガンや糖尿病など)など幅広く効果があるみたいです。

でも、笑うって言われても辛いときや悩んでいるときには難しいですよね…。何を見ても笑えませんし、笑い方がわからなくなっていることも多々あります。

なので、そんなときは無理矢理口角を上げてみてください。手を使っても構いません。笑顔っぽい顔を作ることからはじめましょう。心から笑えなくても、笑顔を作るだけでも効果はありますし、徐々に自然に笑えるようになります。

辛さや苦しみを感じて、「死にたい…」「消えたい…」と思っているのであれば、鏡の前に行って笑顔を作ってみましょう!

関連記事:【ねくら必見!】「明るくなりたい」ならやるべき7つのこと

「自分だけが…」と思うことを辞める

「死にたい…」「消えたい…」と悩み、苦しみ、辛いと思っている人は、「自分だけが辛いんだ…」と思っていることがあります。もちろん本人は辛いですし、周りと比べても自分の方が辛いと思ってしまう気持ちはよくわかります。

ですが、周りにも苦しんでいる人は大勢います。苦しい状況や辛い状況にいるとついつい周りが見えなくなってしまいますが、周りも程度は違えど悩んでいますし、辛いと思っています。

「自分だけが…」と思うとたしかに辛いですし、苦しいです。ですが、周りも苦しいんだ、周りも辛いんだってわかると、気持ちは楽になりますし、悩みも相談しやすくなるはずです。

「死にたい、消えたい」という気持ちを乗り越えた先にあるモノ

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「死にたい」「消えたい」という気持ちと上手く付き合えるようになり、まぁそんなこと思う時期もあったよなーっていうころになると、人は誰かに対して優しくなれます。

というのも、絶望や苦しみを味わった人というのは、得てしてそういった同じような境遇の人の気持ちがわかるんです。そして、苦しみや辛さの原因や理由は違っても、同じように悩んでいて、苦しんでいる人に対して、どう接すればいいのかわかっているんです。

本当に心から優しい人というのは、きっとどこかで苦しみ、悲しみ、辛い思いをしているはずです。無理に「死にたい…」「消えたい…」という気持ちを乗り越える必要はありません。まずは上手く付き合えるようになってください。そうすればきっといつか心から優しい人になれるはずですから。

さいごに

僕は心の底から「死にたい…」「消えたい…」と思っていました。ですが、今は「死ななくてよかった」「消えなくてよかったと」思っています。

その辛い気持ちを乗り越えられたのは、支えてくれた人のおかげでもありますが、自分の気持ちと正面に向き合ったからだと思いますし、周りも辛いんだと実感したからなんですよね。誰もが「自分だけが辛い…」と思ってしまいがちですが、周りも辛いんです。

一人でも多くの人が、辛さや苦しみと上手く付き合って、そして乗り越えてくれればと思っています。

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