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「最近の若者は欲がない」って言葉をよく耳にします。ですが、「欲がない」って状態がそもそも存在するのか僕には疑問です。
たぶん、「したくない」って感情を「欲がない」と勘違いしてるんじゃないかな?って思うんですよ。僕は「したくない」って感情も一つの欲だと思うんですよね。
ということで、ここでは「欲がない」ことについて少し考察しようと思います。
こんなこと書いています
欲とは?
そもそも欲って堅苦しい定義をよく知らないので、まずはWikipedia先生に聞いてみましょう。
欲(よく、慾、希: ἐπιθυμητής, 羅: cupio, 英: desire)とは、何かを欲しいと思うこと[1]や、そう感じている状態。欲望、欲求などともいう。
人間(ヒト)、動物が、それを満たすために何らかの行動・手段を取りたいと思わせ、それが満たされたときには快を感じる感覚のことである。生理的(本能的)なレベルのものから、社会的・愛他的な高次なものまで含まれる。心の働きや行動を決定する際に重要な役割をもつと考えられている。
仏教などでいう「欲」は、概ね生理的(本能的)なレベルのものを指しており、精神にとって心をよくしていくもの、愛情を育てるもの、抑制するべきものとして説かれている。
(Wikipediaより引用)
ようするに「〜がしたい」って思っている状態を「欲」と言うわけですね。
「したくない」も欲じゃないの?
「したい」という状態が「欲」だっていうのは誰でも理解ができるし、納得ができると思います。けど、「したくない」っていう状態も「欲」の一種じゃないかって思うんですよね。
たとえば、これって「欲」だと思いませんか?
- 病気になりたくない
- 薬を飲みたくない
- しゃべりたくない
- 人混みに行きたくない
- 仕事がしたくない
- 勉強したくない
- 就職したくない
- 走りたくない
- 運転したくない
- 学校行きたくない
- ごはん食べたくない
- 起きたくない(寝ていたい)
- あの人に会いたくない
- 帰りたくない
挙げれば切りがないですけど、こうやって見ると「したくない」って感情も一種の「欲」ですよね?なので、「したい」って感情だけを「欲」だとするのではなくて、「したくない」って感情も含めて何かを欲する気持ちを「欲」って言うんだと思うんです。
若者は「したくない」感情が出過ぎてるだけ
若者は「欲がない」わけではないんです。ただ、「したい」という感情よりも「したくない」って感情が表に出過ぎているだけなんです。
もちろん仕事一筋な人からしたら、「仕事したくない」って言ってる若者はたしかに「欲がない」ように移るかもしれないですし、勉強をしたくてもお金がなくて出来なかった人からすれば、大学に進学できる環境にいながら「勉強したくない」って言ってる若者は「欲がない」ように感じるかもしれません。
でも、彼らだった何かをしたいって気持ちはあるんですよ。ただ、「したくない」って感情が表情や態度に出過ぎているだけなんです。
「したくない」って思うのにも理由はどこにあるのか?
「最近の若者は欲がない」って年上の人は言いますけど、別になりたくなくてなってるわけではないんですよ。「ゆとり世代だから…」と言われますけど、それも違います。
ゆとり世代だからってことを理由にするなら、ゆとり世代すべての人間が「したくない」って感情に溺れてないと説明はできないですよね?みんなが「したくない」って感情を持っているわけではないですよね?だからゆとり世代は関係ありません。
ベンチャー企業でバリバリ働いている人もいれば、留学なりインターンシップに行く人もいます。若いときから起業したり、ブログやTwitterを使ってガンガン発信してる人もいます。こうやってみると40代以上の人よりも「〜したい!」っていう前向きな欲がある行動的な若者って多いと思うんですよね。
でも、割合としてはそれほど多くないのが現状です。やっぱり「したくない」って思ってる人の方が多いと思うんです。その理由は簡単で、自分の周りに「したい・やりたい」ってワクワクさせてくれる大人、憧れる大人がいないからなんです。
勤めてる会社の先輩がため息ばかりついてたり、仕事に熱心じゃなかったり、愚痴ばかりこぼしてたら、「こうなりたくない」って思うのは当然だと思いませんか?この時点で「したくない」欲がガンガン出てくるわけです。仕事に精を出してる人が周りにいるならこうはならないはずなんです。
だから「最近の若者は欲がない」って若者が悪いような言い方はやめた方が良いと思うんですよ。若者にも悪い部分があるかもしれません。ですが、環境がそうさせていること、そして「最近の若者は欲がない」って言っている本人が原因の場合もあるということを理解することが大切だと思うんです。
この現状を打開するためには?
「欲がない」というよりも「したくない」が多い若者を減らすためには何をしたら良いのか?を少し考えたいと思います。
大人たちが若者が憧れる大人になる
「最近の若者は欲がない」なんて言ってる人に限って、自分自身が「したくない」欲で生きていたりするんですよね。仕事をガツガツやってるわけでもなければ、誰かを否定することだけに精を出してるだけなんです。というより、誰かを否定してるくらいしかやることがないんです。
そんなクソどうでもいいことを言ってる暇があれば、若者が「この人カッコいい!こんな人になりたい!」って思えるように努力して欲しいです。もっとカッコいい大人になってください。若者のダメなところだけをピックアップするのではなくて、まずは自分がはじくない大人になる必要があると思うんですよね。
若者は身近にいる人によって変わるんです。活発で野心に溢れる人が周りにいればそうなります。逆に、愚痴ばかりこぼす人が周りにいれば、そういった愚痴をこぼすだけの人になってしまいます。なので、「したくない」欲にまみれた若者を生み出したくないのであれば、まずは大人たちが変わる必要があると思いますね。
若者は憧れる人を探して、近くに行こう!
愚痴を言ってくる人の側にいると、「したくない」って感情が溢れ出してくるのは仕方がないです。
だったら、「俺はこんな人になりたい!」「私はこうなりたい!」って思える人の側に行けば良いと思いますね。物理的に無理なら、TwitterやFacebookでフォローしたり、ブログを購読したり、その人が書いた本を読めば良いと思う。それだけでも「したい」って感情は溢れ出すと思う。
最近だったらオンラインサロンやオンラインラウンジとかもあるわけだし、遊ぶお金を少し自己投資してみれば良いんじゃないかな?って思いますね
あとは、自分が「最近の若者は欲がない」って言う大人にならずに、自分よりも下の世代に「こんな人になりたい!」って自分も思ってもらえるように努力してカッコいい大人になるだけだと思います!
さいごに
「欲がない」なんてことはないんです。
ただ、「したくない」って感情が多いせいで、「欲がない」って思われるだけです。「したい」って感情だけが欲だって考えるから、ダメなんですよね。「したくない」って感情も大切な「欲」だと思うんですよ。
だって、「病気になりたい」って人はいないわけですよね?病気に関しては「病気になりたくない」、つまり「したくない」が欲になるわけです。だったら、他の「したくない」も欲になってしかるべきですよね?
「したくない」って感情も大切にしつつ、でも「したい」って気持ちをもっと大切にすれば人生楽しくなるんじゃないかな?って思います。
幸せなことに、僕の周りの大人たちはキラキラしてて、楽しそうに人生を送っていて、今が一番楽しいよ!って感じで生きてる人ばかりなので、ぼくは今「欲」の塊です。何かがしたくて仕方がないんです。したいことだらけでむしろ困ってます。お金も時間も足りないんですよw
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